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№930 ナジャ

№930 ナジャ
 私が子供だった頃、時代には電子メールなど無く、「文通」という方法で手紙のやりとりをしていた。今日、私がこのようにブログを続けられるのもひとえに文通のおかげだ。

 子供や学生向けの雑誌などに「文通しませんか?」などと掲載されて、遠く離れた女の子にわくわくしながら手紙を書いていたものだ。ペンパルなどという言葉もあったな。

 ひーちゃん、はーちゃん、なーちゃん、わが子たちは、どいつもこいつもメールでやりとりしていて文通などと言う言葉は頭のどこにもないだろう。君たち、本当にそれでいいのか! と、お父さんはいいたい。

 高校時代、私の相手になってくれた郁代さんは今はいったいどうなっているだろう。太宰治が大好きで、「思想的には共感できないけど文章は好きだわ。」などと書かれてしまって、私はどうも負けてるななどと思ったものだ。当時の私は文学作品を評価することなど恐れ多くてとてもできなかった。

  いつの時代か内緒だが、わたくしはいつも便せんと万年筆を持っていて、時間があればせっせとMiss.J. に手紙を書いていた。今は大学そばの喫茶店にいるとか、今日は大文字山がきれいだったとか、本を読んで感動したとか、とりとめなく、このブログ記事のように手紙を書いていた。そこには気持ちが渾身の力で込められる。

 これも内緒なのだが、私は文通相手に「おにいちゃん」などと呼ばれてやりとりしたこともあったぞ。テニス大好き少女だった彼女は真っ黒で、筋トレではヒンズースクワットを一日数百回はやっていたようだ。
 「もう、女の子にそんなことさせるのよ。練習の後、足が動かないの。男子なんか階段をはいあがっていたわ。」

 ともかく、私には文通は甘い思い出ばかりだ。こんな話はブログの中だけにしておこう。

 題名は内容とあまり関係ありません。よく分からないけど、こういう題も今回のとりとめない記事には向いているかな。とりとめなく現れては消えるナジャは夢とうつつをさまよう不思議な女性だ。自動筆記ということで妻には許してもらおう。今回の文書は私には責任はなく、全て神の命じるままに、神の責任で書かれたのだ。