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番外 盛和塾機関誌第9号

番外 盛和塾機関誌第9号

  稲盛経営を集中的に勉強している。機関誌1号から順番に読んでいるが,知ったつもりになっているということほど怖いものはない。

 1994年発行の盛和塾第9号では「経営の原点11ヶ条」が掲載されている。
「今までは皆さんに『稲盛経営7ヶ条』でしたが,考えるところがあって,十一ヶ条に修正したものです」と述べている。現在では「強烈な願望を心に抱く」が加わり12ヶ条となっている。

 私は弁護士として多くの経営者の相談にのってきた。法律知識はもちろん,経営に関わる本を読み,法律知識に加えて,経営判断にかかわる情報を提供することが当事務所の売りだと考えてきた。経営学の体系的な知識,経営学に関わる最先端の論争を理解し,それをわかりやすくお客様に提供することで,「顧客の期待を超える」サービスが提供できると信じてきた。

 しかし,経営者の本当に知りたいものは本の上の知識ではないことが機関誌「盛和塾」を読んでよくわかってきた。経営者は専門的な知識のみならず,生きた心のあり方を知りたいと思っている。私自身も経営者なのでここのところの呼吸はよくわかる。高みをめざす気持ちという,内面の問題がなぜ経営の向上という外部への作用をもたらすのか,それは経営者の行動を決めるからだ。

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