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№2205 うんこ

№2205 うんこ

子供はうんこが好き
 「チコちゃんに叱られる」で子供はうんこが大好きという番組があった。幼稚園児が楽しそうにうんちの絵を描き,目鼻口があったり,手足があったりね。確かに子供はうんこが好きだ。我が母校東海高校出身者がうんこドリルを発案して大成功している。名古屋の英雄あられちゃんもうんこが大好きだ。

フロイトが解明したそうだ
 偉大な心理学者フロイトが子供のうんこ好きを分析していたらしく,子供はうんこを自分の子供だと思っているらしい。うんこを出すときの快感やトイレトレーニングで親に褒められることも理由らしいが,子供の性欲というのは性器よりおしりや肛門に向かっているというのも関係しているようだ。

うんこはモーツァルトも大好きだ
 彼が家族に宛てた手紙はうんこやお尻のオンパレードだ。「アウクスブルクの町から返事をくれるつもりなら、ぼくが受け取れるように、早く書いてね。でないと、ひょっとしてぼくがもうたったあとだと、受け取るのは手紙の代わりに一通のウンチ。ウンチだ!―ウンチだ!おお、ウンチ!―ああ、なんて苛い言葉だ!」なんて具合だ。でも,モーツァルトが変態という訳でもなく,当時の手紙では結構普通にあったらしい。

ベルサイユ宮殿にはトイレがないことで有名だ
 小貴族たちは排泄用の器具をもって参内し,宮殿のなかで排泄し,宮殿の庭に適当に庭に捨てていたらしい。うんこやおしっこを窓から捨てるのは当時のパリでは普通のことで,ベルサイユ宮殿はかなりくさかったとまことしやかに言われている。

うんこはフランス文学ではジャンルをなしている
 高校時代,ジャンジュネを読んでる友人がいて「泥棒日記」を解説してくれた。うんこを食べるという恐ろしい内容が書かれているそうだ。聖なるものに対する反逆があるのかな。ここらあたりの不条理な感覚は私には全く分かりません。聞くにおそろしいので,絶対にジャンジュネは読まないと心に決めた。

でも,平安時代だって,うんこの話が出てくる
 今昔物語,色男の「平中(へいちゅう)」さんは「侍従の君と言ふ若き女房」に恋いこがれたが,とことん冷たくあしらわれた。この女性のうんこを見ればあきらめもつくかと思い,うんこを入れた器(当時は貴族の女性は「うんこ入れ」に排泄して従者に捨てさせていた)を奪い取った。しかし,女房のうんこはにおい芳しく,我慢しきれず食べてしまった。なんと,恐ろしい話ではないか。平中は恋いこがれて最後には死んでしまった。これは芥川の小説にもなっている。

 源氏物語では藤壺の更衣が天皇の寵愛を一身に受けたばかりに周りの女御にさんざんいじめられた。女御たちは宮殿の通り道に「あやしきわざをしつつ」と糞尿ををばらまいたらしい。しかし,これはうんこが好きだという話ではないのでそれなりに健全だ。

ぶんじょうけ,えんがちょ
 東海地方ではうんこを踏むと「ぶんじょうけ」と言われます。関東では「エンガチョ」らしい。うんこを踏んで不浄な体になると,「タッチ」と言って誰かにさわると不浄が移り浄化される。対抗策は「鍵きった」と言って中指と人差し指を交差させ,結界を張ることになる。これは私の幼児期の話で,やっぱりうんこをネタに遊んでたな。

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