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№2157 IoTと中小企業の商機

№2157 IoTと中小企業の商機

 IoT / Internet of Thingsが当たり前に語られるようになってきた。IoTは時代の流れだ。中小企業家はIoTが作ろうとしている時代を見据えて自分たちの商機を作り上げる必要がある。

 センサーは家の中,道路,駅,電車,工場,飛行機とあらゆる場面にあり,人の体にもスマートフォンウェアラブル端末など取り付けられる。人間の体が隅々まで感覚器というセンサーが取り付けられ,体の各部で自動運転されたり,脳の指令を受けたりしているような状態を社会は目指している。

 IoTに目を向けるというのは中小企業の場合,2つの視点がある。

(1) IoTの視点で自社の事業を見直し,合理化を図る。

  IoTというとたくさんの端末がクラウドに集約され,能力の高いソフトウェアで企業経営の最適化を図っていくというイメージだろう。

  しかし,そんな理想的なことをしてもお金がかかるだけだ。中小企業にとって,いきなりそんなシステムを導入しようものなら,離乳食しか食べられない赤ちゃんにビフテキを食べさせるようなもので,有害ですらある。

  ものごとには発展段階がある。中小企業も規模の大きさが徐々に発展し,それあわせてシステムも高度化する。ITそのものに対する習熟度も必要だ。人材が育成されているかは決定的な意味を持つ。

  無理をせず,小さなIoTから始めることが肝要だ。例えば,従業員のスマホを利用して情報の集約化や指示の見えるかを図るとか,何か簡単でお金がかからない仕組みから始めるのがよい。

(2) 市場開拓の支店でのIoT
  IoTは時代の流れだ。たくさんのメモリが使われていることだろう。端末も必要だ。IoTは日本に新しい市場をもたらしている。中小企業としてはむしろこの時代の流れを先取りする事業展開を考えることが大切のように思う。

  大企業なんかだと,上からIoTの展開を命ぜられて,なんだかわからないままIoTに取り組んだりしている。製造業の思考を農業に取り入れると称して機械部品メーカーなども農業に参入している。

 でも,きっと困っているだろう。農業は年に1回しかデータはとれないし,植物の個性が強い。機械のように,AならばBになるという単純な因果は成り立たない。それに,農業は思ったより利ざやが低い。センサーをちょっと増やすと赤字になってしまう。それを解決すれば,中小企業にとっては大きなチャンスが生まれる。

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