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№1972 社長の勤務評定(1)

№1972 社長の勤務評定(1)

 うちの事務所では所長、すなわち私の生産性が議論になっている。
 会社のマネージャーの生産性というのは何だろうか。

 社長は企業文化の中核になり、企業の「風土」を作り上げる。リーダーシップを発揮するには当然必要だが「生産性」という考えで目に見える「成果」を考えることはけっこう難しい。

1. 顧客の定義、事業領域の維持・拡大
  中小企業の場合、社長が営業の中核になっていることが一般的ではないだろうか。企業内部には営業担当者がいるものの、事業領域の拡大を図る任務は社長が担っている。社長が実際に顧客を増やしたり、新しいタイプの顧客を創り上げていく作業を行っている。

  社長の生産性は顧客の増加、これまでとは違ったタイプの顧客の増加によって図ることになる。もちろんこれは販売量に直結する。これだけでも社長の責任を図ることができる。

  さらに会社における顧客の定義が重要になる。もちろん、この定義は自社の業界でのポジションを正確に把握していることが前提だ。

  定義された顧客がどれだけ増えているか。定義された顧客とは異なった顧客層に食い込んでいるか。定義の修正が必要になるか。こうした問題を社長を中心どれだけ行ったか社長の勤務評定となる。

 社長の勤務評定 

  ① あなたの会社の顧客は定義できているか。
  ② 定義された顧客からの利益は維持、発展しているか。
  ③ 顧客の定義を見直す行為はとれているか。月に何回できているか。
  ④ 実際に顧客の定義の修正を行ったか。その成果は何か。
  ⑤ 以上の①から④のプロセスを組織として実践されているか。組織として行動する回数、効率、成果はあったか。

(続く)

2. 商品開発とマーケッティング
3. 事業の生産性や効率性の向上
4. スタッフの管理
5. 組織の変革

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