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№1940 やはり野に置け蓮華草

№1940 やはり野に置け蓮華草

春爛漫の今日このごろですが
 5月、田植え前の春の花と言えば「菜の花」。いろいろ歌に歌われます。菜の花のおひたしも「いとつきづきし」。まぶしくなって初夏をにおわせる日差しに、黄色はよく映えます。

 最近は減ってきましたがゲンゲことレンゲソウ。これもかつては田植え前の風物詩でした。ゲンゲは紫雲英と書きます。どうやったらゲンゲと読めるのか分かりません。中国語も「紫雲英」、ツーユンインと発音します。

やはり野に置け蓮華草
 レンゲは紫の可憐な花がです。「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」とは江戸時代中期の俳人、滝野瓢水の句。彼は大きな船問屋の家でしたが、豪遊で家督をつぶしてしまったそうです。俗世に執着せず風雅に身を託したところは偉いというか何というか、でも、船問屋は歴史に残りませんが、彼の句は今でも生きています。

 この句のレンゲソウは遊女のことで、友人に身請けするなと告げています。遊女を独り占めしては遊女の美しさも消えてしまうぞというのです。華やかな花街に於いて遊女も光り輝くということでしょう。

 野草は野草のままで生きるのが一番美しいとは遊女に限らず全てに通じる人生の極意です。妙な色気を起こして自分の人生を曲げてしまうと一生後悔します。

春はシロツメクサが咲きます。
 四つ葉のクローバ探しは子供の頃一度はやったことがあるのではないでしょうか。クローバで花の首飾りを作った思い出はありますか。私の場合は妹が近くの児童公園で作っていました。

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