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№1920 王家の花

№1920 王家の花

 日本の王家の花と言えば,菊ですね。
 中国の歴史では皇帝と王とは異なる扱いをしています。皇帝は王を束ねる者であり、天帝によって運命づけられていました。中国最初の皇帝は始皇帝です。日本は昔は大君などと言われていたようですが7世紀頃から天皇と呼ぶようになってきたそうです。

1. 天皇家は「十六八重表菊」
 ともかく、菊の紋も鎌倉時代ころから王家の紋として定着していったようです。今の天皇家の家紋は「十六八重表菊」となっています。これは「十六」+「八重」+「表菊」の3つの意味があります。

「十六」
 これは花弁が16枚という意味で、世の中には14枚とか24枚とかいろいろあるようです。南北朝時代には北朝は32枚だっという話もあるようです。

「八重」
 これは花弁が八重になっているという意味です。たとえば、パスポートには菊の紋章が入っていますが、これは一重です。自民党の菊の図柄も一重です。

「表菊」
 これは菊の表から見た図案という意味です。天皇家本家が表菊だったので、これに遠慮して宮家の中には裏から菊を見た図案を家紋にした例があります。これを裏菊紋と呼んでいるようです。

2. フランスでは百合、イングランドは薔薇
 フランスはユリが王家の花になっています。ブルボン王朝が神様からユリの花をもらったのだそうです。15世紀、百年戦争末期,ジャンヌダルクはユリの花をあしらった旗をかかげてフランス軍を勝利に導きました。

 私はジャンヌ・ダルクが大好きで、学生時代ジャンヌ・ダルク処刑裁判(異端審問)の裁判記録を読んだことがあります。19才とは思えない堂々たる答弁で、さすがにオルレアンの少女と言われるだけのことはあります。

 イングランドはバラですね。15世紀,赤薔薇のランカスター家,白薔薇のヨーク家が薔薇戦争を展開しました。このころの戦争は封建貴族同士の戦いで,入り乱れていてよく分かりません。

 エジプトの王家はハスという話があります。ほかにも探せばいろいろあるかもしれません。今日は時間がないのでこれで終わりです。

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