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№1773 データマーケッティング

№1773 データマーケッティング

 コンピュータとインターネットの発達でマーケッティングの状況も一変している。

  マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す(Wikiより)。

 商品 → 【情報】→ 顧客 → 誘導 →【情報】→ 購買 → 【情報】 → 商品

 なんていう循環が続けば企業は長続きすることになる。インターネット社会では「情報」の役割が格段に違っているようだ。特に双方向性、即時性、大量性など全く違う。こうした新情報を載せた日経BPムック「最新マーケッティングの教科書2016」が本屋の店頭に並んでいてつい買ってしまった。なんやかんやいっても店頭情報で買ってしまうところはアナログ的かな。

 ともかく、読み始めると、日本語化された英語がたくさん出てきてわかりにくい。コンテンツというのは最近なじんできたのでまだいいが、ペルソナ(顧客像)とか、データドリブン(データ利用)など意味なく外来語が使われている感じだ。

 ドリブンなどはどんな英語かとみれば“data driven”で、ドライブという日本人になじみのある外来語のことだ。わたくしに言わせると英語をつかうことで「最新米国マーケッティングを理解していますよ。」といいたいのだろうぐらいに思ってしまう。 

 ともかく、状況が一変していることはまちがいない。
 データを大量処理することで、それまで「感」に頼っていた部分に客観性を持たせ、かつ、「感」を磨き上げるまでにかかる「時間」と「投資」とを節約しようのだ。さらには、大量処理できることで、「感」では生まれなかった商品も開発できるようになった。

 中小企業の場合、こんなデータ利用のマーケッティングに資金を投じる余裕はない。しかし、ここで提起されている顧客(=市場)分析の手法と、新商品開発(=顧客の創造)のエッセンスはとても役に立つ。特にデータ処理のための思考法であるためか、どうも思考方法が単純化されているようなので役立つと思う。

 to be continued.

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