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№1605 尾張名古屋は城だけじゃない

№1605 尾張名古屋は城だけじゃない

 「名古屋」という町は江戸時代の始まり,徳川家康の命により,清洲の町を名古屋に移したことから始まる。歴史的には清洲越えといわれたりしている。御三家という最高の格式の下,新興都市名古屋は独自の発展を遂げてきた。

 名古屋には「大須」という賑やかな町がある。大須観音がる門前町で,若い人たちで今でも賑わっている。なんとなく庶民の活気を代表していて,門前町のふるさと,庶民の活気が結びついて新しい文化がいつでも生まれそうな町だ。

 この町も,私たち名古屋人は昔からの町だと思っていたが,大須観音自体はもともと岐阜羽島方にあったらしい。それば徳川家康の命を受けて,名古屋建設当時に今の大須に移ってきたらしい。

 岐阜県には木曽があり,そこから多くの材木が木曽三川を伝って降りてきた。おかげで江戸時代には名古屋には多くの木材を使った工芸が発達したということらしい。江戸時代という長い平和な期間を通じて技術が磨き上げられ,やがて明治時代になると,蓄積した技術が近代文明の技術に転嫁していったらしい。

 西洋文明を取り入れようと多くの職人が努力し,今日のものづくり名古屋の基礎ができあがっていったのだという考えがあるようだ。豊田佐吉が自動織機,やがて自動車を作り上げていったのも偶然とは言えないかもしれない。

 終わりでのもう一つの大きな都市は熱田だ。熱田は古事記日本書紀にも登場する。熱田神宮にはヤマトタケル以来の伝統の剣,草薙の剣もある。熱田神社門前町として熱田は発展した。

 また,古くから交通の要所としても栄え,東海道五十三次の七里の渡しもあった。戦国時代から江戸時代,寺社仏閣だけでなく,多くの民家が密集する元気な町だったようだ。いろいろな芸事も熱田からは生まれているようだ。
  門前町,宿場町,港町というのが熱田の特徴だ。

 という訳で,名古屋は何も城だけでできあがった町じゃないということですね。