№1572 ウェブマーケッティングの種類
インターネットによる商品,サービスの販売は多い。これらは表示内容によっては消費者に誤解を与えるため景表法違反が問題となる。サイトで一儲けしようなどと持ちかけられて詐欺にあってしまう場合もある。
ともかく,ウェブマーケッティングというといろいろな種類があるのでとりあえずどんなものがあるか紹介したい(ビジネス法務2015.2月号より)。
1. フリーミアム
これはフリー(無料)+プレミアムをつなげた言葉だ。無料でダウンロードと言いつつ,それに付加して有料なサービス,商品を販売する方式である。特別な会費をとったりたちの悪いのもある。
2. 口コミサイト
食べログなどが典型的だ。この口コミサイトを自分で演出するような場合がある。これは一般消費者の評価を装い,商品の品質や性能に誤解を与える可能性があるので景表法違反となる可能性がある。ステルスマーケッティングというのがあるそうで,これは広告であることを知られないように口コミで宣伝するというものだ。これも場合によっては景表法違反となり得る。
3. フラッシュマーケッティング
期間限定とか,通常価格の2分の1とか言って販売する方式だ。おせち料理を通常価格の2分の1などと表示すると問題だ。なぜならおせち料理は特別な日にしか販売しないから通常価格の存在自体があるかどうか分からないからだ。
4. アフィリエイト(Affiliate)プログラム
ブログ,ウェブサイトに主催者以外の広告を掲載するような方式だ。アフィリエイターと呼ばれるサイト主催者は広告主から報酬が払われる。
5. ドロップシッピング