№1505 名古屋弁を品良くしてみると
名古屋弁をやわらかく書いてみました。どうでしょうね。名古屋弁には上町(うえまち)言葉,武家言葉,下町言葉があります。河村市長は下町言葉の変形ですかね。上町言葉は絶滅しかかっていて私もほとんど聞いたことがありません。何でも上町ことばでは,「なも」などの「終助詞」をよく使って,全体に語感をやわらげるようです。「がや」はどうも使っていたようです。「しやーた」とか「せやーた」,「なりゃーた」とか言葉を伸ばしして和らげる傾向にもあるようです。「してはる」とか,「でけへん」とか関西風の言葉もあったようです。いろいろ調べてちょっとずつ挑戦してみようかと・・うまくいくかしゃん。
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犬のうんちを踏んでまうとどえりゃあ不浄なんだがや。ズックにきいない色がついてまって,だちかんよ。よそに見つかってまうと「ぶんじょうけ」言われてまっておうじょうこいてまうがね。
そんでも,「ぶんじょうけ」ってゆってタッチせやーたら「ぶんじょうけ」がよその人(じん)に移ってまって,自分はあんばいよう浄化されてまうんだなも。不浄を移されてまうとおそぎゃあから「ぶんじょうけ,かぎ切った」ってゆって結界を張らんといかんに。
知っとりゃーす。かぎ切るとき中指を人差し指に交差させへんと効力あらせんに。この「ぶんじょうけ」も「かぎ」もなんでそうなってまっとるんか,どこでゆわっせるようになりゃーたのか,だーれも知れせん。ほんに不思議な言葉だがや。