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番外 人間の器

番外 人間の器

あの人は器が大きい,あの人は器が小さい,などと言われてしまうが,私は頭から「器」の大きさなどあきらめてしまっている。

 人望の大きさや,大局を見るがまんづよさや,人を育てる力など測れるのだが,きっと,それは結果として器が大きい人ということなのだろう。自分のやるべきことをやって,結果として器のレベルが決まる。

 最初からよく分からない「器」を目指して,人にむやみに寛容になったり,ものごとをあいましにしたり,詳細な計画を放棄したり,むやみに教養をひけらかしたり,人に恩を着せたり,などなど,したくないものだ。

 細かかろうが,嫌われようが,やるげきことをやるのがよい経営者だ。ドラッカー流に言うならやるべきは「何が正しいかを決める」であって,「誰が正しいか決めるではない」。社長の権威に頼るようではだめだ。