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ちょっとだけ ビジネス戦略用語「アメーバ経営」

ちょっとだけ ビジネス戦略用語「アメーバ経営

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)が遂に読み終わった。末尾にビジネス戦略用語集があったので、できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

 ご存じ,京セラ創始者稲盛さんが実践している経営方法だ。「社員全員が参加する分権的経営システムで,小集団部門別再三制度に大きな特徴がある。この小集団を自律的に活動する『アメーバ』にたとえることから『アメーバ経営』と呼ばれるようになった」

 企業にはいろいろな部門があるから,採算性の基準がなかなか大変そうですね。特に間接部門はどうしているのでしょう。稲盛さんの盛和塾はつとに有名で,私の知り合いの社長もメンバーになってがんばっている。最近は中国でも盛和塾は盛んなのだそうだ。

 日本的経営理念は中国でも通用しそうだ。日本の場合,近代経営と東洋的経営理念の融合はなんと言っても,渋沢栄一の「論語と算盤」に始まる。松下さんにしろ,稲盛さんにしろ,渋沢栄一の理想が脈々と伝わっている気がしてならない。

 「その富を成す根源は何かといえば、仁義道徳、正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。」