ちょっとだけ ビジネス戦略用語「BOP」
「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」（朝日新聞出版社）が遂に読み終わった。末技にビジネス戦略用語集があったので、できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから，いいかげんかな。
BOPとは Bottom of Pyramid の意味で、ピラミッドの底辺にいる貧困層を指す。経済構造全体をピラミッドに例え、底辺にいる層が一番厚いという考え方だ。こうした底辺にいる人たちをターゲットにビジネスを展開すれば、自分も潤うし、底辺も潤い、さらには社会がよくなると考えるらしい。
しかし、そうは問屋が卸さない。本当に貧困ならば、購買意欲も少なく、買ったとしても僅かな範囲だ。本当に層の厚い購買層は、底辺よりちょっとだけ上の層で、物を買うだけの余裕がある人たちだろう。東南アジアでも市場として注目されているのは、ちょとだけ底辺より上で物を買うという行動に出ることができる層が増えてきたからだと思う。
