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№1195 こんな生活をしてみたい

№1195 こんな生活をしてみたい
 私の事務所の場合、仕事が増えてきて弁護士はみんな忙しくしている。私も最近は忙しくて、依頼者との連絡はかかせない。弁護士にとってはたくさんの依頼者でも、依頼者にとっては唯一人の弁護士なのだから依頼者の要望には常に添えるよう、依頼者に対しては早いレスポンスで応えるよう求められる。

 余りに忙しくして、いつも頭を使っているせいか、逆の生活に憧れる。山にこもり、森の中で仙人のように生活してみたいと思ったりする。老子に憧れる毎日だ。私の場合、環境問題に関心が強いので環境的生活が理想になっている。

 この環境的生活というのはけっして文明を否定するのではない。むしろ、人類の文明的な遺産や文化的な遺産を最大限利用しながら自然生態系の一部として生きていこうというライフスタイルが私の理想とするところだ。

 山の中に住み、電気は太陽光などの再生可能エネルギーを利用し、その他の燃料も生活の中で採取する。例えば、牛の糞や人糞などの利用可能かも知れない。木材チップストーブを利用する。家庭のごみはコンポストで処理され、肥料として利用される。排泄物は全てバクテリアによって処理して外に排泄しない。

 できるだけ雨水を利用して、自然の素材を利用した濾過装置を利用する。できたら山水を引き水洗や池の水に利用する。小さな水力発電機があってもいい。井戸水もいいだろう。冷房に利用できるかも知れない。

 食べ物は自分の菜園で採取し、化学肥料、除草剤は一切利用しない。作物の本来の自然治癒力を利用してカボチャやにんじん、大根、芋などを作っていく。水田も作り、季節に合わせて自然の生物たちがやってくるようにしたい。冬も水を張り冬の野鳥が羽を休める場所を作りたい。

 建物は空気を循環させたい。夏は風が利用され、寒い冬を過ごしたい。平屋の建物はできるだけ自分の力で修理できるようにしたい。建物の周辺は適量の樹木で囲まれ、適度に日光がさし、屋外での食事が可能だ。サッシを大きくし室内では外部の森林が借景となっている。野鳥の観察が可能だ。庭の植物は地元の樹木、野草を中心に生育する。
 
 日々、山を歩き、自然と対話する。森を歩き、風で揺れる樹木に感動し、森の声を聞く。春夏秋冬の自然の変化に喜び、全ての自然がみな系をなしてつながっていることに喜ぶ。私も自然の一部なんだと思い、地球の行く末を思う。