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№1140 籠橋家のゆれ

№1140 籠橋家のゆれ
 私たちは3年ごとに子供を産んでいるため、ここ10年ぐらい3年ごとに大学受験を経験している。長男ひーちゃんも、長女はーちゃんも1浪しているし、次男なーちゃんも浪人してしまった。おかげで、なんだか大学受験ばかりしているようで、籠橋家にはなかなか平和な日々が来ない。やはり、子供を育てるというのは大変なことだ。

 次男なーちゃんは今日から予備校生活が始まっている。浪人突入でさすがに緊張し、これからどうなるんだろうと言っている。私は「人生で、自分のすべてをかけて挑戦しなければならない時は何度もある。避けて通れないぞ。」と覚悟を促している。妻は「いろいろな大学があるからどこか通るわよ。」と気持ちを和らげようとしている。一日10時間、集中しっぱなしのなーちゃんを見ているとなんとかならないものだろうかと気が気ではない。

 長男ひーちゃんも、就活の真っ最中で、たくさんの企業にエントリーしているのだが、なかなか面接の通知がこない。大学院生の就活の場合、もうそろそろ来てもいいころなのだが中々来ない。ひーちゃんはだんだん不安になってきて、なんだか自分が否定されているような気持ちになっているようだ。これもしょうがないね。

 さなぎが羽化するようなもので、ものごとが質的に変化する時にはかならず大きなリスクがある。人は好むと好まざるにかかわらず大きなリスクに立ち向かわなければならない。私たちはそのたびに、自分や自分の人生をふりかえり、自分というものを強くしていく。

 でも、「忙中に閑あり。」ではないが、困難にあっても子供たちは時々笑わせてくれる。「戦時に笑いあり」かな。先日もなーちゃんははげるのを真剣に心配して、かあさんにリアップを買ってきてもらった。「なんでだ」と聞いたら、最近「やばい」のだそうだ。どうも、未来はかならずはげてしまうと信じているらしい。