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ちょっとだけ ビジネス戦略「契約と協定」

ちょっとだけ ビジネス戦略「契約と協定」

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

 囚人のジレンマは個人にとっては合理的でも全体から見れば不合理だという現象を言う。それを防止するのが「契約と協定」ということらしい。

 競争もいつまでも続くと、全体として不利益になってしまう。適当なところで手を打って、価格競争を回避するとか、どこかの場所を共同管理するとかしなければならなくなる。協定は拘束力があって初めて協定なのだから、違反者にはどかんと一発ペナルティを課すのがよい。

 独占禁止法などはある意味、囚人のジレンマから社会を解放したり、逆に全体利益を追求して消費者を犠牲にする構造にメスを入れたりしていますが、囚人のジレンマからの解放策の一つという面もあるかもしれません。