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№1168 Heifetzのリーダーシップ

№1163 Heifetzのリーダーシップ
  シャインのプロセス・コンサルテーションの勉強を少しずつ進めているが、いろいろなことに出くわしてしまって困惑している。知らないことが多すぎてとても困る。

 その一つ、ハイフェッツのリーダーシップ論というのがある。

 シャインは著書の中でハイフェッツから次のように引用している。
「権威者に正しい答えがわからない場合、権威者には何ができるだろうか。そのような状況では、権威者は、難しい質問をし、人々の期待を自分たちの反応能力を開発したいという方向へ置き変えていくことで学習を進めさせることができる・・・専門家でなければ、どんな行動をとっても無駄であるが、彼らはプロセスを管理する専門家である。それによって問題を抱えた人々が解決へと到達するのである」(pp.84-85,Hefetz,1994)

 一部の引用なのだが、リーダーのあり方について論じた部分であることは間違いないだろう。この引用からすれば、ハイフェッツはリーダーについて「プロセスを管理する専門家」として見ているようだ。この「プロセスを管理する専門家」という意味はかなり深いように思う。

 ハイフェッツのリーダーシップ論は調べてみるととても有名なのだが、恥ずかしながら私は全然知らなかった。彼の著書をウェブで調べてみたが、著者紹介として次のように紹介されている。こういう勉強もいるんですね。いろいろあって、大変だ。

  ハーバード大学ケネディ行政大学院パブリックリーダーシップセンターの共同創設者であり、その独創性に富んだリーダーシップの教育・実践手法は、世界的な名声を有する。ハーバードでは、社会や組織のなかでどのようにして適応能力を構築するかをテーマに研究。リーダーシップと権威に関する授業は大学内でも有数の人気を誇る。高い評価を受けた前著『リーダーシップとは何か!』(幸田シャーミン訳、産能大学出版部)は、世界中で翻訳され、英語版は現在、第12版目を数える。コロンビア大学ハーバード大学メディカルスクールおよびハーバード大学ケネディ行政大学院卒業。現在、米国内外のビジネス界、政府および非政府のリーダーに対して精力的にコンサルティングを行っており、医者でもあり、チェロ奏者でもある。

 → 「最前線のリーダーシップ」 ロナルド・A・ハイフェッツ