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ちょっとだけ ビジネス戦略「ランチェスター戦略」

ちょっとだけ ビジネス戦略「ランチェスター戦略

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

 イギリス、ランチェスターさんが発見した法則を基にして、田岡信夫氏が構築した経営戦略及びマーケッティング戦略と定義されている。

 市場における強者は強者の戦略、弱者は弱者の戦略があるという。弱者が勝ち抜くためには局地戦に持ち込み少ない資源を集中する。例えば、マーケットを特定し、狭い範囲で資源を集中すれば、大企業人だって勝てるという考え方だ。織田 vs.今川の桶狭間の戦いみたいなものだね。例えば、特定のオタクたちに向けた小ロットのアイドル商品は大企業ではできない。そこに特化した企業のみが商売できる。

 この他にも「競争目標と攻撃目標の分離」とか「三一の法則」とかおもしろいものがある。

 ランチェスターさんは工学者、エンジニアだったということだ。察するところ、ある種の物理法則、進化の法則であるとか、自然界の偶然性と法則とかいった自然科学的原理を経営戦略に当てはめて成功した理論というところか。