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№1111 ぞろ目だね。事務所の方針

№1111 ぞろ目だね。事務所の方針
 ナンバーも1111号まで来た。1111というのはおめでたいので事務所の考えを改めて書いておきたい。

 当事務所は経営指針というのを持っている。これは理念から始まり、経営戦略を立て、さらに各経営課題について個別に到達目標まで定めるものだ。組織というのは一つの生き物のようなもので、事務所員全体がこの経営指針を共有できるところまで行くのが理想だ。

 しかし、実際にはそう簡単にはいかない。事務所経営は別に経営指針のために運営している訳ではない。共有化のためにむやみに時間をとるわけにも行かない。実際、何もかも覚えている必要も無い。事務所の文化として基本的な枠組が分かっていればよい。各持ち場のなすべき責任、なすべき課題が明確であればよいとしている。

 これは仲の良い夫婦が、いちいち確認しなくともそれぞれの役割を心得、強い信頼関係で成り立っているのとよく似ている。お互い全てのことを知らなくとも、同じ考えで動いているだろうなという信頼が大切だ。事務所の場合、夫婦と違って「仕事」という明確な目標があるからもっと簡単だ。

 当事務所の理念は単純だ。それは「愛と正義」に集約される。
 愛というのはもちろん人権だし、人を大切にするという意味だ。正義はやはり自由と人権があり、さらに秩序が大切になる。

 事務所内、所員同士お互いに思いやり、秩序だって行動することが求められる。お互いに気遣い、「この事務所はよい人ばかりだ」と思える状態を作ることが必要だ。秩序だっていることが必要で、各自が卑怯な選択をしないことを繰り返し言い続けている。人が困っていれば助ける、自分か人かどちらかの役割か分からなければ自分が引き受ける、これが卑怯な選択をしないことの意味だ。

 各自の責任が自覚される必要がある。各スタッフは事務員やパートも含めてその人が必要だからいてもらっている。その人しかできないことがあるからいてもらっている。そのことを自覚して自分の責任を果たすよう求めている。事務所は各スタッフの役割を明確にし、あなたの責任は何か、なすべきことは何かをいつも問うている。

 「愛と正義」はお客に対する対応に出ている。当事務所は毎週月曜日朝ミーティングを行い、ごく短時間「信頼と安心」をテーマに2分間スピーチを行っている。 弁護士と事務員それぞれ一人ずつ、何か言うことになっている。顧客にとってあなたは愛と正義に満ちた対応があるのか、事務所はどうであったか、反省と目標がそこでは話し合われる。

 顧客を中心に考え、「顧客の期待を超える」ことを目標に掲げている。当事務所にとって、顧客の期待を超えるとは、高い専門性と、顧客に寄り添う心が他の事務所にはないレベルであるということに他ならない。それが「愛と正義」の意味だ。

 当事務所は常に日本でもっとも先端の活動することが求められる。常に時代をリードする活動が求められている。この事務所が歴史を作り出す存在となることが我が事務所の夢だ。