ちょっとだけ　ビジネス戦略　「ネットワークの外部性」

　「今日から即使える　『最強ビジネス戦略51』」（朝日新聞出版社）を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち，2ページで1論点，寝る前の3分，1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから，いいかげんかな。

　「ネットワークの外部性とは、電話やインターネットなど、主にネットワーク型サービスにおいて、利用者が増えるほど利用者の利便性が高まる効果を意味します。」

　例えば、フェイスブック。ある一定程度増えると普通に利用され、爆発的に利便性が高まっていく、こういう状態になるとフェイスブックはどんどん儲かる仕組みができあがっていく。これは利用者側から選択であるため、事業者そのものが必ずしもコントロールできるものではない。

　規模の経済、範囲の経済というのがあって、これは事業者側の事情で事業戦略を選択できる。しかし、多数の支持を受け、多数に使われ始めるというのは自分では選択できないことになる。たとえば、ともかくただで通話ができるとして多数を確保し、驚異的に利便性が高まる。

　ちなみに、外部性というのは経済学の用語らしい。外部の影響を受けること、この場合はネットワークの利用者が増えたという外部的事情によって影響を受けるというような意味らしい。

　英語では、externalities　。

　＝　happening or coming from outside a place, an organization, your particular situation