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ちょっとだけ ビジネス戦略 「ホテリンング・モデル」

ちょっとだけ ビジネス戦略 「ホテリンング・モデル」

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

 米国の統計学ハロルド・ホテリングさんが考えたモデル。「多数を制しようとすると、真ん中に位置するが得になる場合が多い。」いう考え方だ。

 例えば、ロングビーチの西と東の端にアイスクリーム屋があったとすると、それぞれ西の顧客、東の顧客を独占している。東の端のアイスクリーム屋が20m西寄りになると、東の顧客と、ちょっとだけ西側の顧客を手に入れることができる。双方同じように近づいていくと、結局真ん中になってしまう。これがホテリング理論の肝だ。正当でも、米国民主党共和党は結局ほとんど政策が変わらないとも言われています。これもリベラル、保守の極端に走ると票を落とす為、中道的な傾向になると言うことらしいです。

 この戦略は全顧客を得ようという戦略では有益ですね。特定の顧客に特化して、にっちを得る場合は逆方向に動くということになります。私は東の端だけの顧客だけで商売を維持するのだとすれば、東橋にとどまった方が有利ですね。

 パレードの法則といい、このホテリング理論といい、いろいろな社会現象が説明できるというのは中々味わい深いですね。