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ちょっと ビジネス戦略 「パレードの法則」

ちょっと ビジネス戦略 「パレードの法則」

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

パレードの法則というのは「上位2割が全体の8割を占める」という法則だ。たくさんある商品のうち,上位20位で全体の8割を売り上げていたり,上位20位の金持ちが富の80割を持つとかいった法則だ。ドラッカーは事業からの撤退も経営者としての重要な決断だという。撤退は新しい展開の一歩だと考えている。そのとき,このパレードの法則を念頭に入れることも大事だ。既に利益を生まないでいる,全体の80%の事業にしがみついていて経営資源を無駄にしていないかが問われている。

 これの反対が,ロングテールと言われるものだ。これは多品目を備えることにより,全体として売上げを確保するという考えだ。多数の品揃えを売上げから並べると,小さな売上げが長く並び,グラフを見回すと長いしっぽのように小さい数字が並ぶところからロングテールと呼ばれている。アマゾンがその例だ。