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№890 夢を語ろう

№890 夢を語ろう
 苦しいとき、つらいとき、私は全てを文章にすることにしている。自分の欠点を残らずあげ、卑怯な決断をしないことにしている。と同時に、どうしてつらい思いをするのかを考える習慣がついている。つまり、そこには必ず理想があって、その目標に行き着けないことがつらいのだということを忘れないようにしている。苦しいのは自分を大切に思っているから苦しいのだと考えているのだ。

 これは昔からの習慣で、このような考え方で多くの困難を乗り切ってきた。自分の理想を考える習慣も身についてきたと思う。ところで、自分の理想は自分だけでは考えることはできない。月並みだが同僚や友人と語り合ったりすることでまとまってきたりする。私の場合は特に学生や若い弁護士などと話すようにしている。書物はとても大切だ。

 「自由とは何か。」という問いがあって、いろいろな人がいろいろな答えを持っている。私は自分の意思で自分の人生が決められることだと考えている。そして自由が充実するとは自分の人生がかかわれる範囲が拡大することだと思っている。名古屋のローカルな住民だが、私の実際の活動は時には中国やアジアに影響を及ぼすこともある。それは私の自由の領域が拡大したと考えている。

 人生は理想が必要だ。夢を語り、夢を実現するべく行動することも必要だ。夢は常に現実を動かす動機とならなければならない。私の友人は破産状態から事業を維持し、徐々に拡大している。いずれは失った家を取り戻すことを考えている。おそらく、成功するだろう。失った財産を取り戻し、不屈の精神で次の夢を作ることだろう。夢は人生の実践的な道筋であり、自由という大海の羅針盤だ。

 つらくても現実を直視しよう。そして、夢を語ろう。夢を語れば現実が見えてくる。夢を語れば現実を切り開くことができる。とは本当のことだと思う。