№759 中小企業海外対応情報センター
さて、最近、仲間が集まって、「中小企業向海外対応情報センター」のようなものを作ろうかという準備を進めている。
グローバリゼーションは新しいフェーズに入っている。それは中国市場が消費地として変化していることや、中国を始めとした東アジア内の企業が成熟し始め、特定の部門を担えるだけの力をつけ始めたこと、その相互のネットワークも発達史始めていることなどがそうだ。市場は融合化し、「アジア内需」とも例えられるまでになっている。
中小企業は何らかの形で世界との関係を意識しなければならなくなっている。
特に製造業は国際的な展開は必要不可欠だ。それを手助けするプロジェクトが求められている。
私たちは、一昨年、「誰でもできるグローバリゼーション」テーマにシンポジウムを開催した。その際に大阪ウェルディング工業社とおつきあいできるようになり、社長の発想が私たちの考えと非常に近いことが分かった。
大阪ウェルディング工業は中小企業ながら、中国進出を果たした企業だ。そのノウハウは他の製造業にも応用できる。さらに、魚住社長は東営経済開発区第一日本工業団地を構想している。これは、一芸をもった中小企業が集まることで、受注の幅を広げようというものだ。
私たちは第一日本工業団地を素材に、互助的な海外進出援助組織を作りたいと思っている。発足は、来年10月ぐらいになる予定だ。
私の事務所としてはこうした中小企業の海外対応に法的援助できる法律事務所として成長させ、活動の幅を広げたいと思っている。