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№745 上海バンスキング

№745 上海バンスキング
 上海バンスキングは衝撃的な演劇だった。
 演劇は常に自由のにおいがする。優れた役者の演技にいつも自由の臭いがあって、奮い立たされる。
 上海バンスキングはあだ花のような夢にふけった自由人たちが現実の前に砕け散っていく姿が描かれている。でも、彼らが夢見た自由は誰もが持っている人間の本能のようなものだ。そこには生きる喜びもある。主演の吉田日出子はよかった。でも、この音楽には思い出もあるのです。奥さんには言えないかな。

          

あらすじ(ウィキより)
日中戦争が開戦する1年前の1936年の初夏、クラリネット奏者である波多野は、妻であるまどか(マドンナ)と上海にやって来る。軍国主義が広まりつつある日本を離れ、ジャズを自由に演奏できる上海に行くために、波多野は妻をパリに連れて行くとだましたのである。

2人を迎えたトランペット奏者の松本(バクマツ)はギャンブルが好きで、つねにクラブ「セントルイス」のオーナーのラリーから前借り(バンス)をしている。やがて松本はラリーの愛人であるリリーと恋に落ちる。松本に怒りを表すラリーを仲裁するまどかと松本も、彼らとともにクラブのショーに出演することになる。

松本とリリーが結婚して間もなく日中戦争が始まり、日本の軍隊が上海にも侵略の手を伸ばすことで、上海からは自由もジャズも消えていく。やがて戦争が終わり、再び自由が戻って来た時には、波多野は阿片中毒で廃人となり、戦争に駆り出された松本は戻って来る途中で死んでしまう。」