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№579(短)「内需型企業 アジア最高益」

№579(短)「内需型企業 アジア最高益」
 9月9日日経新聞一面見出しは「内需型企業 アジア最高益」だった。アジアの実質経済成長率は7.5%で、世界の4.6%を大きく上回る。アジア内部の労働者の賃金上昇はアジア内需の拡大に結びつき、資生堂花王といった「内需型企業」のアジア地域での収益を最高にした。
 
 どんな企業でも最後の最後は消費者が製品を購入することで利益をあげる。鉄鋼などの素材であっても、機械部品であっても、最後は消費者によって利用されることにより利益となる。アジアの消費は拡大は産業全体の拡大であることは子供でも分かることだ。
 
 すでに、自動車等の基幹産業はアジア重視の政策を打ち出し、実行している。大企業の「アジア内需」重視は加速するだろう。中小企業は好むと好まざるにかかわらずアジア重視は避けられない。
 
 アジアに資本参加するだけがアジア進出ではない。通信技術の発達、輸送技術の発達は日本にあってアジア市場に参加する機会を作るはずだ。