名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

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№522 中小企業セミナーが開催されました。

№522 中小企業セミナーが開催されました。
 名古屋E&J法律事務所では、7月3日に中小企業セミナーを開催しました。
 梅雨空のあいにくの天気でしたが、ミッドランドスクエア会議室には110名ほどの企業家の方に集まっていただき盛大に催すことができました。
 
 私どもの想定では80名程度だったので、多数お集まりいただいたのは本当に嬉しいことでした。
 
 さて、当日は小出宗昭さんに「不況化の市場開拓」をテーマにお話しいただきました。小出さんには特に製造業者の実践例を中心にご紹介いただきました。というのは、サービス業や小売業では商売上の様々な工夫が紹介されています。しかし、製造業系は市場開拓は非常に苦手な分野ではないかと考えたからです。
 
 特に「金ヘン」系の事業者にあっては、職人として業績を上げてきた方や、特定の大企業に依存していることが多いようです。あるいは設備が特殊で新しい商品開発ということになると難しかったりします。
 
 セミナーではいくつかの企業が紹介されましたが、ある工業部品の試作を取り扱う金型業者は、どのような部品も、図面が無くとも、3日で試作品を作ることができるという技術を持っていました。このようなすばらしい技術を活かして、古い生産設備の部品、クラシックカーのパーツを生産販売するという事業を開始し、成功しました。
 
 そこででは、特殊は技術が他に応用が利くものであると気づいたこと、さらには、古い設備や自動車部品については再生産がなく需要があることが小出さんのアイディアでした。さらに、小出さんはそれをメディアに乗せて、全国に売り出していくという宣伝、広告ルートを見いだしていくところにも天才的なひらめきを提案していったのです。
 
 参加された方々には大変に満足していただいたのではないかと思います。
 当時事務所では年末にもまたセミナーを実施する予定です。
 このセミナーで当事務所のことを知っていただき、事件の依頼や顧問契約などご要望がありましたら、お応えしたいと思います。