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№420 「嬉し、恥ずかし」セーラー服

№420 「嬉し、恥ずかし」セーラー服
中小企業法務ではありません。

 私の娘、ハーちゃんは女子校に通っている。高校三年生になって、いよいよ制服ともお別れだ。それが理由かどうか分からないが、高校のロゴが入った、高校グッズを持って帰ってきた。

 よく分からない空き缶、クリアファイルなど、文房具が中心だがいろいろある。しかし、変なのはどれにも女子校の制服があしらわれている。女子校の制服と言えば、セーラー服だ、というのがおじさんの発想だが、残念ながら娘の学校はブレザー型だ。

 さて、ここからが本題だが、私は名古屋市内の男子校に通学していた。男子校と言えば、サカリのついたオスが閉じ込められているようなもので、変だ。女の子のことが大好きで、ガールフレンドがいるというだけでクラスでは英雄になる。

 私の高校の近所には有名なお嬢さん学校があって、ここはセーラー服だった。私たち男子高校生はこの女子校が大好きで、友達と示し合わせてこの女子校の終業時間にわざわざ門の前を歩いたり、私の高校の前を通って、この女子校の前を通るバスにわざわざ乗り合わせて帰るといったことがあった。

 一人でそんなことをするのは恥ずかしいものだから、わざわざ友達を誘っていくのだ。女子校の前を通ると、おお、あのセーラー服を着た女の子たちがわらわらと出てくるではないか。バスの中は女子高生で満員となる。「嬉し、恥ずかし」というのはこのことで、セーラー服群の中にあって、私たちはたった3名しかいなかった。学生服の男子高校生は下を向いて、恥ずかしくて恥ずかしくて、もうこらえられないという状態だった。私たちは、なんだかセーラー服に圧倒されて、耐えられなくなっていたのだ。

 私が高校生だった頃も、娘の学校はあった。私たちにとっては娘の学校も憧れだった(要するに女子校だったら何でもよかった訳ですね)。娘の高校グッズの制服を見ると、「嬉し恥ずかし」の思い出がよみがえってくる。