番外 カニに金玉
明治21年、下総の田舎歌
さいごたかもーり 初めて東に下るとき 蟹にきんたま挟まれて おいててこんちきしょ離しゃがれ むこう通るは姉さんか 姉さんお薬ちょっと貼って
と、姉さんにきんたま薬を貼ってもらう歌があった。柳田国男によると、これは西郷隆盛のことではなくて、西行法師のことを歌った歌だったらしい。なんとなく我が身につまされる歌だ。
そういえば、私も子供の頃
「戦艦大和が沈むとき、カニにチンポを挟まれて、とられてたまるかこのチンボ」と歌っていた気がする。
柳田国男さんはきんたまのことを言いたかったのではないのですけど。