№360 きんたまもって!
この記事は、予告もあわせて読んでほしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/lawyerkago/30185181.html
先日、病院で股間を若くてきれいな女医さんにさらす羽目になった。
「実は、股間がとてもかゆいんです。」
「そうですか、それでは、ズボンと下着を脱いでください。」
「えっ?!」
といきなり女医さんは言う。
「ここで、ですか。」
「そうです。」
「下着もですか。あはは。」
「そうです。」
「下着もですか。」
せっかく、恥ずかしがっているのだから、何か、反応してくれて良さそうなものを、女医さんは無反応で冷たい。是非もないので、私はズボンとパンツを下げた。そのあと、彼女は私の「きんた まもって」、小さなブラシのようなもので、私の股間の表皮をごしごし削り取り、顕微鏡で表皮を観察した。
「もうけっこうです」
「ミズムシではありませんね。ミズムシであれば表面部がもっとかさかさしています。」
と、表面部をしっかり観察されていた。ああ、恥ずかしい。
「股間というのは、摩擦がある場所なので、よく分からない理由でかゆくなるのです。」
股間のかゆみには私には辛い思い出がある。高校時代サッカー部に所属し、サポーター代わりに海パンを利用していた。これを忘れると、時々、誰のか不明だが融通することがある。「他人の海パンなんかよくはくなあ。」などと言わないでほしい。はいてしまったのだから仕方がない。若気のいたりだ。おかげで、私にはインキンタムシが移ってしまった。
17歳の私にはインキンタムシはあまりに過酷だった。かゆいのなんのって、だけど恥ずかしくて言えない。インキンタムシの薬ありませんかと薬局に買いに行くこともできない。そうこうしている内に、どんどん酷くなり、股間から膿が出てきた。これはいったいどういうことになるやら、生きたここちがしなかった。
私は困りはて、決死の思いで薬局に行き、「インキンの薬ください」と買ってきた。さすが、薬だ。軟膏を塗ったらあれほど酷かったインキンタムシはあっという間に治った。あのときの感激は忘れない。
というので、最近のかゆみは、30余年にわたって、私の股間に眠っていたインキン菌が目を覚ましたのかとゾッとしたのであった。ちなみに、今回は女医さんにステロイドを処方され、あっという間に治った。さすがだ。
でも、こんな記事は弁護士の記事ではないな。