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№241 凡太さんのブログ

№241 凡太さんのブログ
 凡太さんのブログに刺激されている。企業経営が正念場を迎え,苦労しているが会社ばかりでなく家庭でも苦闘している。

 http://blogs.yahoo.co.jp/kaigo7133

 中小企業の社長は大変だ。企業のことも家庭のことも両立させなければならない。しかも,何もかも完全にできる人間などいない。人は欠陥を誰かに癒されたいと願っている。うちの子供は自分が悪くても家族にはやさしく受け止めて欲しいと思っている。
 社長の場合,本音では会社でも家族でもやさしく受け止めて欲しいと思っていることだろう。でも社長だから,そんな甘えは許されない? 社長は弱さは社員や家族には見せられない? あなたは社長なのだからちゃんとしなさい? 本当は社長が全ての責任を負わなくてもいいかもしれない。社長も会社組織の一つでしかないかも知れない。
 しかし,そうはいかんわなあ。

 凡太さんのブログで刺激されていることがもう一つ。
 事業の抜本的改革の課題だ。凡太さんが懸命に考えている姿勢は大いに刺激になる。凡太さんの企業改革に対する集中が私にも伝染し,事業改革(私の場合は法律事務所事業の見直し)に強い精神的集中が起こりつつある。
 法律事務所の場合,特定の顧客を核にして徐々に顧客を増やしていく。イチゲンさんは普通はない。私の場合もそういう性格が強かった。しかし,ある時から,不特定多数の顧客を相手にすることを考えるようになった。これはヤマト運輸が特定の長距離トラックから宅急便という不特定多数顧客を相手にするようになったことに似ている。
 おかげで,この戦略はいまのところうまくいき,事務所の事業は飛躍的に拡大している。が,問題点も多い。売り上げの拡大に組織がついていけない。売り上げの拡大の速度を組織拡大の速度に併せなければならないかも知れない。まもなく,弁護士を取り巻く情勢や経済情勢の変動が起こることが確実だと思うし,私にはそれが頭の中に具体的に浮かんでくる。が,それに対する準備を怠っている。このままでは突然の変化にうちの事務所はついていけないだろう。