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№240 女子高生

№240 女子高生
 娘がわんわん泣いていた。テニスの試合でぼろぼろだったらしい。テニスは長時間,1対1とか2対2とか,少人数で戦うので劣勢側は確かに最後はぼろぼろになることが多い。一流プロの試合だって負けている側はメンタルでも負けている。娘は自分の気持ちの弱さがやりきれなかったのだろう。

 しかし,あんなにわんわん泣いていたのに回復は比較的早かった。テニスの借りはテニスで返すしかないなどと言っている。「女子高生は得だな。男はああはいかない。」などと言ったら,「わたしが男だったら,部屋中,ひっくり返すことができたわ。」と言っていた。さすが,体育会系少女だ。

 というので,余り関係ない話ですが,今日は女子高校で講義することになっている。私は環境問題にも取り組んでいるのでいろいろな学校から時々お呼びがかかる。ふだんは弁護士,大学生などを相手にしているので話に専門性を持たせても大丈夫だが,女子高生は別だ。退屈な話をしていると平気で寝てしまう。話が崩れ始めると平気で雑談する。もっとも恐いのは,聞いているようで,聞いていないような,「あんたの話なんかつまんない」て顔をされるときだ。どうして,単純に「先生,すてき」と言ってくれないのだろうか。

 もちろん,女子高生は女子高生だ,さすがにまだ若い。彼女らには常に夢がある。南の島のサンゴ,森林の動物たちの話,日本の野生生物のおかれている悲惨な状態,あるいは農業で生きようとしている人々の話,環境問題に取り組む人たちと弁護士との会話などに対しても非常に素直に反応し,おそろしいほどだ。