中小企業法務ではありません。№145 サン・ピエトロのピエタ
ダビンチやラファエルなどルネサンス期には傑作が多い。窮屈な中世から開放されようとする時代の活気がある。私にとってはその中でもミケランジェロは特別な存在のように思える。ミケランジェロが表現した筋肉はどれも超越した意志に溢れている。目的を持った筋肉には神の精神が宿っている。
サン・ピエトロのピエタはキリストの亡骸を抱くマリアが描かれている。若くて美しいマリアはキリストの娘と言ってもよいような気がする。女性の美しさは神のものだ。女性の美しさが表現する「ピエタ(慈愛)」に私達はいつも救いを求める。それは母性に由来することなのかもしれない。女性という性の不思議だ。
私は「女性が大好きだ」などと言うと誤解を生むかもしれない。私にとって女性は常に安心の対象だ。妻はサン・ピエトロのマリアとは違った容姿ではあるが,このサン・ピエトロのマリアのように美しいのだ。