名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№138 中堅企業の社長のキャラ

中小企業法務 №138 中堅企業の社長のキャラ

 最近中小企業社長のキャラがだんだん分かってきた。もちろん,中小企業はいろいろあるからキャラもいろいろだ。しかし,社長をみると,ああこの社長はこんなタイプだというな輪郭が何となく分かるようになってきたからおもしろい。

 いまもっとも,注目しているのが,若くて,伸び盛りで,自信に満ちた社長のキャラだ。こうした社長は何となくギラギラした感じがある。ソフトバンク孫社長などはその頂点に立っている。彼はもちろん,大企業の社長だが,新しい課題に対してどん欲で何でもやる姿勢は何か中小企業っぽい印象を持ってしまう。

 この自信に満ちた社長のキャラがぎらついて思われるのは人と接するときだ。挨拶は礼儀正しく明確で,直立してお辞儀をすることができる。これは体育会系ののりで「おはようございます。」「失礼します。」とかなり明確な口調で話をする。エネルギーが発散され,オーラはぎらついている。

 さらに,こうした社長は勉強が好きだ。とりわけ戦略的な勉強が好きで,特別な教訓を作ろうとしている。「敵を知り,己を知れば百戦危うからず」といった孫子の教訓も好きだ。あるいは,「どうせなら笑顔の方が気持ちがええやないか」といった教訓とか,いろいろだ。しかし,この教訓はどうも,「本」からというより,自分より業績のある「えらい人」からの訓辞を「いただく」という類が多いように思う。

 私はこうした社長のバイタリティには圧倒されてしまう。社員も大変だろうなどと思うことがある。