名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№80 世界のカゴちゃん

 名古屋は手羽先で有名だ。「世界の山ちゃん」という居酒屋チェーン店があって,丸の内店は中小企業家同友会中村地区の御用達になっている。ローカルな名古屋にあって,世界を目指すとは景気のよい話だということで,店はたいそうはやっている気がする。

 わが事務所も,当然「世界」を射程に入れている。スタッフ弁護士には「世界史に残る仕事をしよう」などと言っている。うちの弁護士に西川というのがいるが,彼を我が事務所にと口説いているときには「いっしょに世界史を変えよう」とか,「弁護士にはたった一人でも世界を変える力がある」,「世界史の心臓をつかみたい」などと酔った勢いで景気のよい言葉を連発した。もっとも,俺は「宇宙」だ,「世界」なんて小さなことは言わない,なんてバカなことは言わない。宇宙遊泳しながら法律相談する必然性はない。

 わが事務所は環境問題にも力を入れている。環境問題と言えば地球環境が焦眉の課題であるが,実に我々は進化の到達点を取り上げている。恐竜が絶滅したのは白亜紀後期,おおざっぱにいって1億年前だ。人類なんて700万年前だ。中国3000年と言ったって,それは午前中の話にもならない。というわけで我々の仕事の視野は,実に悠久の進化のあり方そのものをとらえている。カゴちゃん,「世界」とかなんとか言っているうちはまだまだ小さいぞ。