名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

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企業経営

№1438 事業計画第1歩「あなたの顧客は誰か?」

№1438 事業計画第1歩「あなたの顧客は誰か?」 最近「事業計画書の作り方」(日本事業出版社)を少しずつ読み始めた。 この本は事業計画づくりのための「問い」を用意し,それに答えていけば事業計画書ができあがるというしくみだ。「問い」自体,別に目新し…

№1403 リーダーシップの養成

№1403 リーダーシップの養成 友人の会社が勉強会を主催したので行ってみた。テーマは人材育成だ。採用に際しての人選,採用後の育成,さらに幹部養成とたどるのだが,どの会社も悩みの種だ。 会社は発展するものと考えれば,それは人の数や能力の拡大でもあ…

№1363 顧客が価値を感じる瞬間(タッチングポイント)

№1363 顧客が価値を感じる瞬間(タッチングポイント) ソーシャルメディアの中でいかに地位を獲得するか。 PCからスマホへ,フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアが浸透する中で,我社ではソーシャルメディアの中でいかに地位を獲得するかが大…

№1362 ボディコピーの本

№1362 ボディコピーの本 「何度でも読みたい広告コピー」という本を買ってきた。キャッチコピーという言葉は知っていたが,ボディコピーという言葉は知らなかった。「印刷媒体を使った広告物の文字情報のうち、本文に当たる部分。」と定義されている。 たと…

№1361 ネット上でも愛されるブランドになる!

№1361 ネット上でも愛されるブランドになる! 雑誌「宣伝会議」3月号の巻頭特集は「ネット上でも愛されるブランドになる!」だ。こういう雑誌があることすら知らなかったのだが,ネット上のブランド作りという言葉に惹かれて買ってみた。 この雑誌は広告業界…

№1257 自分の強みを考える

№1257 自分の強みを考える コアコンピタンスという考え方があるそうだ。まだ、勉強していないのでよく分からないがこんなことを含んでいるのではなかろうか。 企業の持っている強い技術、ノウハウに磨きをかけることが競争力を高めていくという考え方だ。こ…

№1203 何をなすべきか。何から撤退するか。

№1203 何をなすべきか。何から撤退するか。 企業を取り巻く情勢は常に変化する。リーマンショックは2008年のできごとだが、あの急激な情勢変化は定着し、不況は構造化した。しかし、実際にはこれは新しい時代の幕開けかも知れない。 この不況下、中小企業は…

№1202 不良社長の転落の構図

№1202 不良社長の転落の構図 社長が不良化すると会社はたちまち傾いていく。その最たるものが公私混同だ。不良社長は会社の経費を利用して、ポルシェやベンツを買い、会社の経費で家族旅行や家族の私物を買っていく。時には100万円するようなバックを買った…

№1193 アホウにならんといかん

№1193 アホウにならんといかん 私の顧問先の社長は76歳になるが、私に社長になるには「アホウにならんといかん。」という。「人間考え方は十人十色だ。アホウになって教えてもらわんといかん。」というのである。 自分の跡取りには「まだまだ、あほうになっ…

№1158 組織の学習力

№1158 組織の学習力 ちょっとだが、連休中「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(入山章栄、英治出版)に目を通した。ちょっと生意気な感じのする本だがおもしろい内容だ。 第5章は「組織の記憶力」というテーマだ。個人の記憶力とも違う、個人の記憶…

№1156 持続的な競争優位(Sustainable Competitive Advantage)と一時的な競争優位の連鎖

№1156 持続的な競争優位(Sustainable Competitive Advantage)と一時的な競争優位の連鎖 ちょっとした時間に勉強ができるとうれしい。日頃、集中できない経営学の教科書にも触れることができる。 経営学の初歩的な分析ツールにファイブフォースというのがある…

№1134 損益分岐点

№1134 損益分岐点 最近は会社経営の危機に関する相談が多い。 中小企業の場合、特に小規模企業の場合、損益分岐点すら理解されていない場合が多い。そのため、自分がどこで利益をあげるつもりなのか、どこで利益をあげているのか、どこで損をしているのかの…

№1133 ひーちゃんの就活

№1133 ひーちゃんの就活 長男ひーちゃんは大学院に入っていて、現在就活の真っ最中だ。最近は就職のことで相談を受けることも多い。 ひーちゃんは理系だし、研究機関のある企業に就職したいと考えている。弁護士の場合、文系中の文系というようなところがあ…

№1217 親子の確執

№1217 親子の確執 現在、多くの企業が事業承継の時期に来ている。高度経済成長期、創業者が小さな工場から事業を起こし、やがて大きくなっていく。今では1億,2億円と利益の出る会社に成長したというような例だ。 高度経済成長期創業したような会社の場合、…

№1179 幹部養成の課題

№1179 幹部養成の課題 「先生、会議の時にどうしても私がしゃべっちゃうんですよ。」 「みんな黙っているでしょう。どうしても私が口を切ってしまって、いろいろ言うんですよね。」 「わかります。みんな黙っているんで、しゃべり出すまで黙るというのは忍耐…

№1174 何が何でも生き抜く

№1174 何が何でも生き抜く 最近、ちょっとしんどい相談が多い。 製造業の場合、2008年9月15日、リーマンショック後、極端に売上が落ちた。その後、低成長ながら必死になってやりぬいた。そして、生き残ったと思ったら、次は2011年3月11日に震災が起こった。…

№1148 不況を乗り切る骨太原則

№1148 不況を乗り切る骨太原則 不況は辛いので、私達はたちどころに商売がうまくいくような「打ちでの小槌」を期待する。こんなときは心が卑しくなるので要注意だ。商売は樹木が根を張るようなもので、だんだんと、時間をかけて作りあげていく。 さて、私が…

№1139 幹部養成には「愛」がいる。(前編)

№1139 幹部養成には「愛」がいる。(前編) 私はかつてある横領事件の刑事弁護を担当したことがある。 被告人は大手企業の新進気鋭の営業マンだったが、中小企業の社長に見込まれて社員として転職した。社長は大喜びで、私の依頼者に将来幹部になってくれ、…

№1137 会社と幹部の関係について

№1137 会社と幹部の関係について キャリアシステムにおける社員と組織の関係は、社員と会社の中心(会社のアイデンティティ部分または経営理念、経営戦略)との関係で分析されるべきだ(E.H.シャイン、「キャリアコーンモデル」)。大企業のように確立した組…

№1113 リーマンショックからの脱却 小売業

№1113 リーマンショックからの脱却 小売業 最近、私の顧問先会社がリーマンショックから回復しつつあるので紹介したい。前回は製造業の例を紹介したが、今回は小売業の例を紹介したい。 この会社はある商品の製造、卸をおこなっている。 生産は国内、中国の…

№1112 リーマンショックから脱却(製造業)

№1112 リーマンショックから脱却(製造業) 悪夢のようなリーマンショックからいくつかの企業が立ち直りつつある。 私の顧問先の例を紹介したい。 この会社は製造業だ。この会社は自動車関連企業だ。リーマンショックと円高による海外進出から2010年3月ころ…

№1101 うつ病と労働契約

№1101 うつ病と労働契約 労使関係は労働契約という契約関係にある。本来の原則から言えば、経営者は賃金を支払い、労働者は労務を提供する。労務を提供するというのを経営者から見ると労働者に対して一定時間の間、指揮命令権を有し、就労させることができる…

№1094 強い企業でありたい

№1094 強い企業でありたい 中国での反日運動が継続している。あまりの行動に多くの人々が中国人にいやな感情を持ったのではないだろうか。冷静な人々もいて、中国人の全てがそうではないと言っている。しかし、時代の空気というのはどのように考えても否応な…

№1084 企業人の人間像

№1084 企業人の人間像 経営学の教科書を徐々に読んでいき、ようやく終わりの方までやってきた。このブログを始めた頃は学生の教科書など見向きもしなかったのであるが最近は違う。 このブログでは企業法務の視点から改めて判例を検討した。ドラッカーも読ん…

№1082 人の採用、幹部の養成

№1082 人の採用、幹部の養成 最近、あいついで同様の相談があった。 ある程度成功した中小企業にとって、幹部の養成は最も大きな悩みの種だ。事務系統の作業や現場労働者については教育の力によってある程度コントロールが聞く。事業の質も維持できる。 しか…

№1074 幹部養成と組織変革

№1074 幹部養成と組織変革 現在ある顧問先と経営課題について協議を続けている。銀行対応、社内組織、営業の3つについて協議を進め、先日は社内教育と組織作りについて協議した。この企業は幹部養成が最大の課題となっている。 企業に取って幹部の位置づけほ…

№1073 小さな社長

№1073 小さな社長 一つの組織が質的に変わることがあるとしたら、その会社がマネジメントできる社員を作ることができた時ではないだろうか。 創業者の独創性と馬力で事業は次第に大きくなっていく。企業が急激に成長する時にはかならず身の丈を意識したけれ…

№1042 経営課題の設定 創造的であること

№1042 経営課題の設定 創造的であること 経営課題の設定は常に学習から生まれる。是非,セミナーにご参加ください。 → http://blogs.yahoo.co.jp/lawyerkago/36825155.html 長期化する不況下にあって,多くの経営者が経営改善に向けて懸命な努力を行っている…

№1034 仕組みの差別化。ちょっと目からうろこ

№1034 仕組みの差別化。ちょっと目からうろこ 経営学の教科書に「仕組みの差別化」という言葉が出てきた。 競争のレベルは2つある 「競争相手との競争の問題を考えてく際には,じつは2つのレベルで競争が行われている。他社に対して違いをつくる差別化には2…

№1032 経営を引き受ける覚悟

№1032 経営を引き受ける覚悟 私が所属している中小企業家同友会の例会で経営を引き受ける覚悟が話題となった。 話題提供者は会員企業の1つだ。 この会社は設立は昭和48年と古い。平成9年ころ幹部同士の不仲から幹部が従業員の約半数を引き連れて独立し,残さ…