名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

№2129 商品事故と危機対応

№2129 商品事故と危機対応 小売り系製造業にとって,商品事故からメディア炎上してしまうと大変なことになる。普段なんでも無いと思っていることが,表示上の偽装あるとか,あるいは死亡事故など重大事故に結びついたりするメディアの集中砲火を浴びたり,イ…

番外 LINEってわかんない

番外 LINEってわかんない 最近のTOEICでは、ライン上での英語の会話が問題文として登場している。英語が細切れで何言っているのかわからない。 でも、考えてみれば、我が家の家族LINEも同じだった。細切れの日本語が登場して、こんな会話ばかりで、日本語の…

№2128 稲盛和夫「大家族主義」

№2128 稲盛和夫「大家族主義」 稲盛和夫氏の講演記録を読んでみた 縁あって稲森和夫氏の講演記録「人心をつかむ」を読んでみた。我が国を代表する経済人となった稲森さんのお話だが,中小企業から身を起こし,技術を磨き,社員を家族のように思い会社を大き…

№2127 医療法人の持分払い戻し

№2127 医療法人の持分払い戻し 平成18年医療法改正、医療法人から持分という発想がなくなりました。 平成18年医療法改正(平成19年4月1日施行)により医療法人解散時の残余財産は国,地方公共団体,他の医療法人に帰属することになった。「医療」というのは…

№2126 渋沢栄一「真正の利殖法」

№2126 渋沢栄一「真正の利殖法」 私は時々,渋沢栄一の「論語と算盤」を読んでいる。渋沢栄一は明治維新から大正初期までの間、様々な経済政策にかかわった偉人だ。彼は日本経済近代化にあって、道徳面を重視した。「論語と算盤」はそうした著書の一つだ。 …

№2125 ならずもの

№2125 ならずもの 私たちはならず者に時代を打ち破るパワーを期待してしまう。彼ならば何かやってくれるんじゃないだろうか。あの下品なトランプなどはそれかもしれない。 しかし,トランプのような匹夫のごときはアメリカの単なるお騒がせ虫として消えてほ…

№2124 顧客生涯価値(LTV)

№2124 顧客生涯価値(LTV) 顧客生涯価値って? 一人のお客さんがどれだけ企業に価値を生み出すかを計算する方法がある。これはLTV(顧客生涯価値)というもので,「顧客がその企業やブランドから離反するまでに貢献する平均利益」と定義されている。 一人のお…

№2123 いじめ「返品」への対抗策

№2123 いじめ「返品」への対抗策 むやみに返品はできない 最近はほとんど聞かくなくなったが、親事業者が返品して余った在庫を下請け業者に処理させるというようなことがあった。悪代官のいじめのようなもので、これは下請法に違反する。 下請法4条違反 下請…

番外 生まれた価値があるのか

番外 生まれた価値があるのか 私の出身高校である名古屋東海高校の同窓会(学園全体の同窓会ですが)、記念講演で卒業生のドリアン助川さんの講演があった。 小説「あん」の作者で、この小説は人が人として生まれた価値を問う内容だ。講演ではわずか2歳で亡…

№2122 パレート図分析

№2122 パレート図分析 パレートの法則 課題に対してたくさんの要因があるとき,2割の要因が8割の原因となっているというのがパレートの法則だ。これは社会現象のみならず,自然現象にも当てはまるらしい。この名前、イタリアの経済学者パレートさんからとっ…

№2121 プロジェクト管理責任

№2121 プロジェクト管理責任 システム開発は発注側(ユーザー)も受注側(ベンダー)も大変な労力をかけて進める。それだけでも金額は巨大だ。専門性が高いだけにトラブル発生時の労力も半端ではない。 システム開発は両者の「共同作業」であることを肝に銘…

№2120 楽しいお正月

№2120 楽しいお正月 我が家の3人の子供、長男ひーちゃん、長女はーちゃん、次男なーちゃんとも大人になってしまった。上2人は就職し、専門性を発揮している。末っ子なーちゃんは今年卒業してメーカーに就職する。これでそれぞれが結婚すれば巣立ちも完璧だ。…

№2119 社員の兼業は OK?

№2119 社員の兼業は OK? 社員の兼業が禁止される理由 就業規則で正社員の兼業禁止を定めることが普通だ。しかし,本来オフタイムに社員が何しようと自由で、雇用契約は労働時間を制約しているにすぎないはずだ。 就業規則で社員の私生活を拘束できるのは,…

№2118 企業における法務部の価値

№2118 企業における法務部の価値 大企業になると法務部がかなり整備されており,企業によっては法務部長は取締役の中でもかなり重要な役割を果たす例がある。大企業が法務部を重視する理由は何だろうか。 契約関係の整備から始まる 最初の任務は契約関係の整…