名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人

№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人 神武天皇が吉野より東に向かってヤマトに攻め入ったのだが、この東征に入ったとき、「尾生えたる」一族に出くわしている。イヒカ(井氷鹿)と言って、光る井戸から出てきたらしい。「尾生えたる」一族はイヒカ…

№1854 環境保護とビジネス

№1854 環境保護とビジネス 当事務所は環境保全活動を応援している。中小企業法務を専門とする当事務所としては環境保護活動とのビジネスの関係も重要な課題だ。環境保護活動は新しいビジネスチャンスをどのように創造しているだろうか。 1987年、国際社会に …

№1853 プラットフォームビジネスの構造

№1853 プラットフォームビジネスの構造 ウェブの世界は日に日に新しい出来事が生じている。プラットフォームビジネスも現在のウェブ関連ビジネスの展開のあり方を示している。 ウェブ社会では生産者、消費者、サイト経営者、ウェブ市場、SNS提供者などいろい…

№1852 プラットフォームビジネス

№1852 プラットフォームビジネス 今月のハーバードビジネスレビューはプラットフォームビジネスの特集だった。 ここ数年「プラットフォーム」という言葉がはやり、なんとなく使われている感がある。 しかし、インターネットが誕生し、というような検索システ…

№1851 事業提携の「終わり方」も定めておきます。

№1851 事業提携の「終わり方」も定めておきます。 事業提携する場合、合弁契約を締結して会社を新設することがある。一方は特許やノウハウ、一方は事業資金ということもめずらしくない。 合弁契約では議決権の行使や利益の分配などいろいろ合弁会社経営に関…

№1850 憶測って危険!

№1850 憶測って危険! 弁護士をしているといろいろな事件があって人生を考えさせられる。 私たちの場合、人間関係が破綻したところから出発するので、どうしても人間の利己的な面を見てしまう。このような破綻は結局のところ、情報が少ない中で憶測で動いて…

№1849 たまには古事記はいかが? なまこ

№1849 たまには古事記はいかが? なまこ 古事記によると海鼠(ナマコ)の口は裂けている。 これは地上界の神、サルタビコ(猿田毘古)神が海の生き物を集めて「おまえたちは天つ神の子に仕えるつもりはあるのか」と聞いたところ、魚たちはみな「仕える」と返…

№1848 経済発展と中小企業の役割

№1848 経済発展と中小企業の役割 マイケル・ポーターはクラスター(産業集積)を先進国と途上国とで比較している。地域の企業が相互に関係を持ち、さらにインフラや政府の援助、大学とのつながりなど産業の地域力のようなものがある。ポーターのクラスター論…

№1847 新事業は借金を引き継ぐか

№1847 新事業は借金を引き継ぐか 債務超過会社が新事業を立ち上げ、借金から逃げていくというやり方がある。こうした発想は弁護士でも持つが、倫理的な問題を残す。健全な経済社会は健全な経済道徳に支えられないとうまくいかないというのが私の信念だ。 そ…

№1846 企業の社会的「絆」と価値の創造

№1846 企業の社会的「絆」と価値の創造 マイケル・ポーターは言う「社会的な絆がクラスターをまとめ、価値創造を助けるのである。」(競争戦略Ⅱ/ダイアモンド社 105頁)。クラスターというのは地域の競争力を生み出す諸関係、諸条件をまとめたものと言うこ…