名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

№1817 合弁企業のノウハウ

№1817 合弁企業のノウハウ 海外に資本進出する場合、独資、つまり単独資本で進出するのが原則だ。合弁の場合、意思疎通がうまくいけばよいが、失敗したときの処理がこまる。仮に合弁で進出するにしろ多数派はこちらが握れる仕組みを作っておく必要がある。 …

№1816 マイルストンプランニング

№1816 マイルストンプランニング 「不確実性分析」(福澤英弘著)を読み終えた。 事業目標を立てては実施する。まちがったら修正する。こうしたことを繰り返して少しずつ前進するというのは事業する上で当たり前のことだ。 目標を立てて、柔軟に対応する思考…

番外 お勧め「課長塾」

番外 お勧め「課長塾」 日経ビジネスで「課長塾」が販売された。本屋の店頭に並んでいたので衝動買いしてしまった。 中小企業では社長は「課長」みたいなところもある。中小企業は小集団なので自分自身も現場のリーダーにならなければならないところもあるか…

№1815 たまには動物はいかが 瑞獣

№1815 たまには動物はいかが 瑞獣 瑞獣はおめでたく、ありがたい動物だが、字が読めない。 「鳳凰」はわかる。 手塚治虫の火の鳥だったし、1万円札にも出ている。平等院鳳凰堂の鳳凰は実に優雅で知的だ。 「鸞」は読めないな。 「らん」と読むそうだ。神霊の…

№1814 不確実な中で選択する本当のポイント

№1814 不確実な中で選択する本当のポイント 先行き見えないところでも社長は選択しなければならない。リスクをとって、利益を生み出すという選択だ。 リスクがあるからやめとこうというのであれば、何もしないことが一番のリスク回避なってしまうことすらあ…

№1813 減給するには・・

№1813 減給するには・・ 減給は不利益変更と言って労働者の同意無くして許されない(労働契約法8条)。しかし、やむえない場合は許されるとするのが判例だ(第四銀行事件最高裁判決(最高裁平成9年2月28日第二小法廷判決)。この判決を受けて労働契約法1…

№1812 別会社による借金のがれ

№1812 別会社による借金のがれ 別会社による借金逃れを許さないという裁判例はいくつもある。「その一つに法人格否認の法理」という考え方がある。 確かに、会社経営が悪化した際、別会社を作って事業の継続を図るという手法がある。債権者にとってはたまっ…

№1811 海外交渉と契約の役割

№1811 海外交渉と契約の役割 グローバリゼーションが進む中、中小企業とは言っても海外とは無縁ではない。海外戦略をどのように持つかは企業の持続性を大きく左右する。業界を取り巻く情勢、自社の業界内での位置づけなどを考慮し、海外との関係について経営…

№1810 台湾の印象

№1810 台湾の印象 台湾仕事の関係で、提携先の法律事務所を探すために台湾に来ています。 台湾も含めて東アジア圏、漢字文化圏ですかね、当地の弁護士がかなり日本語に精通していて渉外事件を扱うのに「英語」の壁は少ないように思います。多くの企業がすで…

№1809 企業戦略と法務との関係

№1809 企業戦略と法務との関係 企業戦略に従って企業は組織化され、活動する。弁護士の役割は経営者が意図したどおり組織が組み立てられているか、運営されているか、活動が利益を生み出す仕組みが契約などによって確実なものとされているか、これらがリスク…

№1808 企業合弁のフレームワーク

№1808 企業合弁のフレームワーク 合弁によって新会社を設立し、事業を展開するというのは中小企業でもありうる。 合弁に関わるルールは国内でも国外でも余り変わらない。国際的な合弁ルールは次の点で特殊だ。 ① 当該国の法的規制を検討しなければならない。…