名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

№1797 経営者をアセスメントする

№1797 経営者をアセスメントする 現在、私はある会社の建て直しの仕事に関与している。経営者も含めて経営陣をアセスメントし適切な体制構築をアドバイスするのが私の任務となっている。まだ、整理中だがアセスメント項目を作ってみた。これは単なる項目で、…

№1796 優れた経営者の条件

№1796 優れた経営者の条件 あるコンサルティング会社によると役員となるべき人材であるかとうかアセスメントする場合、3つの観点があるという。 ① 市場構造、事業構造、収益構造のリンケージ(相互関係)を語れるか。 ② 事業固有の成功要因を特定できるか。 …

№1795 日本、中国、商人の呼び売り

№1795 日本、中国、商人の呼び売り 物売りの呼び声はおもしろい。日本にも中国にも物売りの声があり、どの国でも懐かしい響きになるようだ。 有名なのは豆腐だ。私の子供のころには豆腐屋の呼び声やラッパなんかが朝、夕、鳴っていた。子供はお手伝いしなけ…

№1794 弁護士業界の分析

№1794 弁護士業界の分析 弁護士業界はいろいろ競争が激しくなって混沌としている。弁護士も経営戦略を持たなければ生き抜けない状況下にあるし、確かな経営戦略を持てば持続的発展が約束される。 私たちの業界で最も注目を浴びているのは「広告宣伝」という…

№1793 情報

№1793 情報 マイケル・ポーターは1985年の論文で「情報」について触れている。 1985年言えば、いまからすれば30年前の話だ。だが、その内容は新しい。 マイケル・ポーターはバリューチェーン(価値連鎖)という考え方を明らかにしている。企業活動は仕入れ、…

№1792 保険約款で苦労すること

№1792 保険約款で苦労すること 事業に当たっては様々な保険が存在する。誰もが経験することだろうが、保険約款は詳細をきわめている上、いくつもの特約が存在する。引用も多いので結論に行き着くまでにあちこち飛ばなくてはならない。約款の文字は小さく、わ…

№1791 「儲けすぎていないか?」

№1791 「儲けすぎていないか?」 上場会社ではコーポレートガバナンスコードということが言われて久しい。管理体制構築義務は不正防止の観点から検討されていた。 大和銀行事件はニューヨーク支店スタッフが損失の発覚を恐れてアメリカ国債保有高を偽造した…

№1790 我、人に任せる

№1790 我、人に任せる 孔子は子賤という弟子を君子だと言っていたそうだ。子賤にはいろいろ逸話があるようだが、こんな話がある。 子賤が単父(たんぽ)という地域を治めていたときに、琴を鳴らして堂を下らなかったが、単父はよく治まっていた。巫馬期とい…

№1789 海外に対する技術コンサル

№1789 海外に対する技術コンサル 中国、台湾、韓国の企業が日本の技術を死ぬほどほしがっているというのはかねて言われているところであるが、最近は特にその攻勢が強くなっているように思う。私は中小企業法務を扱っているので中小企業の分野でその感が強い…

№1788 裁判するなら海外か、日本か?

№1788 裁判するなら海外か、日本か? 海外の企業と契約するときにどこで裁判するか決めておく必要がある。これは「管轄の合意」という問題だ(民訴法3条の7)。日本の裁判所か、海外の裁判所か、それが問題だ。 海外との取引ではトラブルになった場合、どこ…

番外 家族でライン 「誤送に注意」

番外 家族でライン 「誤送に注意」

№1787 経営理念の重要性

№1787 経営理念の重要性 当事務所の中小企業法務のコンセプトは「経営判断に踏み込む」だ。法律業務は一般的には「リスク回避」だが、さらに踏み込んで法律判断が利益をもたらすもとなる必要がある考えている。私たちはこれを戦略的法学と呼んでいる。 これ…