2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
№1502 「規模の経済」の中小企業での有効性 規模の経済は通常,生産量が高まることにより平均的な費用が減少し,利益が増大することを言う。 同一業界内で規模の経済が競争優位を実現する場合には外部からの参入は難しい。それは大きな投資が必要となるから…
№1501 暴力団員排除条項 暴力団員であることを外見から見分けることは難しい。私の経験した事例で,あるビルのオーナーが普通の会社だと思って入居させたところ組事務所になってしまった事例がある。家賃は滞納するわ,恫喝するわ,他の入居者はいなくなるわ…
№1500 私は何者だろうか(No.1500記念) ブログもついに1500回を迎えた。続けるのはけっこうしんどい。 青臭い話かも知れないが私はいつも自分は何者だと問いかけている。鏡を見て自分は誰だと問いかけることがめずらしくない。何もやることがなくてぼんやり…
番外 マンダ ネレスカヤ フェイスブックの名古屋弁クラブにこんな投稿がありました。面白いの転載します。 「我家の87歳おばあさんの一言。 マンダ ネレスカヤ・・・ 意味わかる?」 カタカナだと考え込んでまって寝れーせんでしょう。
番外 籠橋家の語学ブーム 最近,籠橋家ではちょっとした語学ブームが起こっている。 大学院入試では長女ハーちゃんは合格はしたものの英語が伸びなかったようだ。これからがんばるぞなんて,「成田決意」のようなことを言っている。「成田決意」って知ってま…
№1499 専有知識の拡散と中小企業の技術革新の必要性 マイケル・ポーターの「競争の戦略」(日本ではダイヤモンド社が出版)は1980年に出版されたものだ。実に40年も前の著作だがビジネス分野では教科書中の教科書になっている。少しずつ読んでいるのだが,「…
№1498 暴力団フロント企業の特徴 私はいくつか,暴力団を相手にしたり,フロント企業を経験したりしてきた。 ある開発業者は表向きはいろいろな開発を行っているが,役員の一人に暴力団関係者がいた。このフロント企業は別に小さな会社を作り,失業中の若者…
№1497 断り屋,あやまり屋 弁護士というのは断り屋,あやまり屋という面がある。弁護士の場合,依頼者側がいつも正しいとは限らない。依頼者に落ち度があって,どうにもならなくなって弁護士に依頼することもある。そのような場合は弁護士は相手の要求に対し…
№1496 戦略グループを考える マイケル・ポーターは「業界」内の競争について検討している。業界とは「代替可能な製品を作っている会社の集団」と定義されている。業界内部は一様ではなくさらに戦略グループに分けられるという。 業界内部の企業群は多種多様…
№1495 名古屋と尾張 織田信長以来,名古屋地方は武家文化で名をはせている。織田信長,豊臣秀吉,徳川家康,その後の徳川宗春というぐあいに尾張は固有の武家文化を発展させてきた。しかし,尾張の文化はさらに古い。 古事記や日本書紀などでは時々,尾張の…
№14954 高齢者の土地売買と契約の有効性 高齢者,それも80歳を超えるような高齢者の土地売買は有効なのだろうか。かなりボケが始まっても大人であることには変わりない。でも,親族としては納得いかないことも多いのではないか。 私の経験する例では,だんだ…
№1493 組織が組織を作っていく 組織では何もかも社長一人で行うことはできない。 社長が手の届かないところでも組織は動く必要がある。社長のいないところでも組織が自分で自分を成長させる仕組みが必要となる。あるいは,社長が代わっても組織が存続するこ…
番外 家族でLINE ひーちゃん :今度の土日はーちゃん帰るんだっけ? おとーさん :ひーちゃんもおいで。 ひーちゃん :今度の土日は何も予定ないから、行こうかな。 何かする予定? おとーさん :はーちゃんの誕生会 おかーさん :すみませんが、今度の土曜日…
№1492 製造物供給契約の問題点 製品を製造して販売する契約については製造物供給契約と呼んでいる。これは単なる売買契約と異なる面がある。 つまり,買主が求める仕様に応じて物を製造し販売するという点があるため,「仕様」の内容が重要になってくる。こ…
№1491 情勢分析が経営者の指導力を生む マーケットの流れを読み解くというのはかなりおもしろい。 そして,経営者にとってマーケットシグナルを読み解くことは単に事業戦略を策定するにとどまらない効果がある。それは,従業員を初めとした関係者に事業参加…
№1490 夫婦円満の秘訣 わたくしは好き勝手なことをやっているが,これでも夫婦円満のために少しは努力している。本当かな。でも,やっておかないと年をとって妻に捨てられてしまうかもしれない。 1. 女性の話をしない たとえ,事務員でも同僚の弁護士でも,…
№1489 リーガルコスト 中小企業,それも零細企業の特徴として何でも曖昧にしておこうという傾向がある。こうした会社の意識はいつもどこかで逃げることができるようにしておきたい,事情の変更によって有利に変更できるようにしておきたいという意識が働くよ…
№1487 新しい法律事務所へ,組織を新しくするということ わずか3日の滞在だったがワシントンDCに行ってきた。ここのところ中国やアジアのことばかり考えていたのでちょっとしたカルチャーショックを受けてしまった。なんだか自分の立ち位置が小さく感じられ…
番外 ブログちょっとお休み ワシントンDCに出張しているため,ブログはちょっとお休みです。アメリカでは私が担当しているある事件にいろいろな弁護士と会っていろいろ意見交換をしています。こうして事件に関してアメリカまでやってくると,肉体的には大変…
№1486 あなたが事業再生の決断をするのなら 私の知っているある会社は何年前会社を分割する決断をした。 当時,先代が何年にもわたって,膨らましてきた借金があり,毎月毎月資金繰りに苦労していた。利益があるもののほとんど全てが銀行への支払いに消えて…
№1485 生き物の隣 生き物の隣で住むことはうれしいことだ。 家に庭があって,木々が徐々に大きくなり,地面には草花がある,時々ほスズメ,ホオジロやウグイスなんかがやってくると本当にうれしい.庭がなくともベランダに植木を配置している家庭は多い。 こ…
番外 はーちゃん 我が家は家族でラインをやっている。 はーちゃん ただいまー( ´ ▽ ` )ノ 帰りました! 貧乏旅行のはずが。例のごとくお金使いすぎてやばい!団体旅行って大変。 またバイトを少し再開ですわ。。。 おかあさん むむむ。 おとうさん あればある…
№1484 医薬分業の限界事例 病院経営は一般の経営とかなり異なる側面を持つ。それは医療行政によって経営が大きく変化する点である。この点の厚生労働大臣の行政裁量はきわめて大きいため,病院や薬局経営では「お上」の意向に中々逆らうことができない。 医…
№1483 自分たちの競争状態をどのように見るか ビール各社は糖質ゼロ,プリン体ゼロのビールを一斉に売り出した。サッポロビールが初めてゼロビールを売り出したところ,売上げ好調だったことから他のビール会社が市場に参入してきた。 ビール業界というもの…
№1482 自社のベストポジションを探る マイケル・ポーターの教科書を読んでいるといろいろ戦略を立てたくなってしまう。 弁護士業界の将来像は何だろうか。 ここ何年来弁護士業界はかなり変動が激しい。ちょっと前まで破産事件がやたらとあり,少なくない弁護…
№1481 どこで裁判するか(国際裁判籍) 契約書上どこで裁判するかはけっこう重要だ。中小企業家の場合,契約書にはそもそも無頓着なことが多いが,その中でも「管轄」つまり,どこの裁判所で裁判するかを定める条項には無関心だ。 そもそも紛争などありっこ…
№1480 たまらんぜ,ウィントン・ケリー ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)を知ったのは高校生の時だった。クラスにマイルス・デイビスが大好きな友人がいた。彼はカインド・オブ・ブルーが大絶賛で,私もそんなものかと聞いていた。 カインド・オブ・ブルー…