名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

№1203 人を生かす法律相談

№1203 人を生かす法律相談 私の事務所は常に「人を生かす」ことを心がけている。 現在、相談中の事件を紹介したい。もちろん、守秘義務があるから内容は変えている。 これはある機械関係の業者だ。最近の不況の影響で経営上非常な危機に陥っている。しかし、…

番外 なーちゃんが怒っている

番外 なーちゃんが怒っている 「なーちゃん。来年の教訓にしたらいいんじゃないの。」 このお父さんの不用意な一言がなーちゃんを怒らせた。なーちゃんは一昨日入試が終わったばかりだ。まだ、発表もないのに落ちることを前提に話すとはひどい、というのがな…

№1202 倒産の夜

№1202 倒産の夜 誰もが倒産のことなど考えたくもないだろう。私達弁護士はこうした倒産場面にしばしば立ち会うことになる。 私の考え方は事業に収益力があるのであればできるだけ生き残りをかけて行動するというものだ。そのため破産の相談がある場合、時間…

№1201 労災と解雇無効

№1201 労災と解雇無効 1. 労災 労働災害が発生した場合、法律によって労災保険給付、特別支給金、傷病手当金などが支払われる。労働にはなにがしかの危険な要素があるため、それが現実化したような場合には何らかの補償がされてるのである。労災中、症状固定…

№1200 キツネの幻燈会

№1200 キツネの幻燈会 宮沢賢治の雪わたり、四郎とかん子はキツネの幻燈会に誘われて楽しい時間を過ごします。賢治の童話にはいつもいろいろな動物が出てきて仲良く暮らします。時には岩手山も出てきて、農民たちは岩手山に挨拶をしながら働きます。 宮沢賢…

№1199 会社と刑事事件

№1199 会社と刑事事件 会社法務が刑事事件と無関係かというとそうでもない。顧問先が刑事事件に巻き込まれることもある。こうした問題も中小企業法務の一つではある。 例えば、社員が横領したような事例である場合には刑事告訴などが問題になるし、やめた社…

番外 警察の留置場

番外 警察の留置場 私の事務所は顧問先など特別な関係がない限り刑事事件はしない。 しかし、国選事件は別だ。弁護士にとって国選事件はボランティアのようなところがあって、誰かが引き受けなければならないから、ある種義務的に行うことになる。 勾留中の…

番外 あさってはなーちゃんの受験

番外 あさってはなーちゃんの受験 あの小さかった次男なーちゃんがいよいよ本番に突入だ。子供たち3人それぞれ受験して、籠橋家では3人目の受験だ。しかし、親にはいつになく緊迫感がない。どうしてでしょう。3人目というのはいつもそんなものだろうか。 妻…

№1198 許されざる自救行為

№1198 許されざる自救行為 世の中には中々理不尽なことが多い。 家賃を払わず居座り続ける例などは典型的だ。家賃を払わず居座る事例では、家主としては裁判など待っていられない。損害は日々発生し、建物ローンだって存在することがある。ところが、法律は…

№1197 今を大切にする

№1197 今を大切にする 戦略上の意思決定において問うべき問題は、明日何をなすかではない。「不確実な明日のために今日何をなすべきか。」である。 The question that faces the strategic decisionmaker is not what his organization should do tomorrow. …

№1196 うつ病の兆候

№1196 うつ病の兆候 うつ病の話しが続きますが・・・・・・・・ うつ病に対する配慮は企業防衛から言っても見逃せない。有名なブルドックソース事件はうつ病から自殺に至った事例であるが、広島地裁は1億1111万円の支払を会社に命じた(H12.5.18判タ1035.285…

ちょっとだけ ビジネス戦略「バフェットの戦略」

ちょっとだけ ビジネス戦略「バフェットの戦略」 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさ…

№1195 ツバル紀行 2

№1195 ツバル紀行 2 2013年2月7日から2月12日にかけて、私達はツバル国フナフチ(Funafuti環礁)に滞在し、ツバルの人たちから聞き取りをするとともに、この国の実態を調査しました。地球温暖化によって海面が上昇したり、嵐が大きくなったりするのですが、ツ…

番外 はーちゃんの彼氏

番外 長女はーちゃんの彼氏 次男なーちゃんは明日はついに大学受験日だ。東京に泊まり、ついでに妻もついていった。妻は東京見物がしたくくてしょうがない。そして、妻からこんなメールが来た。なんで、京都にいるはずのはーちゃんまで東京にいるんだ? 「下…

№1194 下請けの交通事故

№1194 下請けの交通事故 従業員が業務中に事故などを起こした場合、会社は責任を負わなければならない(民法715条)。私達はこれを「使用者責任」と呼んでいる。従業員によって利益を得ているのに、責任を従業員だけに負わせ、自らは負担しないというのは不…

№1193 うつ病従業員の対策

№1193 うつ病従業員の対策 うつ病はとらえどころのない病気で、中小企業としては対処の難しいところがある。社員がうつ病だということで休んだり、職場の配置がえを求めてきた場合にどのように対処するかについてはどうしても専門家のアドバイスが必要のよう…

№1192 ツバル紀行

№1192 ツバル紀行 ツバルに行ってきました。戻ってきたとたんに日常業務が待っていて、大変です。今の自分が本当なのか、ツバルでの自分が本当なのか考えさせられてしまいます。 今回のツアーは地球温暖化にともなう被害調査というのが目的です。名古屋から…

番外 これからツバル

番外 これからツバル 今、中部国際空港にいます。これから韓国→フィジー→ツバルのツアーです。ツバルは赤道直下の珊瑚礁でできた島です。ひとつ独立した国ですが、人口は1万人にも満たない小さな国です。 珊瑚礁でできた島なので海抜は1m程度しか無く、地球…

№1191 「事故米」事件の顛末。行政と戦う。

№1191 「事故米」事件の顛末。行政と戦う。 本日紹介の事件は化学澱粉製造販売する事業者が長岡保健所長(新潟県)の「事故米穀」回収命令を争って訴えた事例だ(新潟地裁H23.11.17、判タ1382号90頁)。 行政は常に正しいとは限らないため、時には戦う必要が…

№1190 湯たんぽ 千年の歴史

№1190 湯たんぽ 千年の歴史 ウィキによると湯たんぽは唐代には出ていたらしい。実に1000年以上の歴史を持っている。中国語では湯たんぽの「湯」をとって、「たんぽ」と呼んでいる。中国語の辞書で調べてみると、確かに「湯婆」の単語が出てきて、[tangpo]と…

№1189 「地位の量」人間関係をとらえるには

№1189 「地位の量」人間関係をとらえるには シャインは発達心理学を企業内の人間関係に応用した。シャインの教科書には有益な内容が多い。 こんな文章はどのように理解したらいいだろうか。 「相互関係における人間の価値は、任意のある人が主張する地位の…

番外 湯たんぽ 続き

番外 湯たんぽ 続き 最近ども足が冷えて、時々眠れないぐらい冷えるので湯たんぽを利用しています。朝、湯たんぽの残り湯で顔を洗うというのは一つのアイディアかも知れません。 湯たんぽいいですね。最初は熱く、だんだん冷えてきますが、翌朝まで暖かみを…

番外 湯たんぽ

番外 湯たんぽ 私は湯たんぽ派だ。毎晩、湯たんぽにお湯を入れ、足を温めては寝る。毎晩、湯たんぽから冷えてしまった水を抜き、熱湯を入れ、布団に入れる。水を抜く時、もったいないと思う。そこで、抜いた水をもう一度温めて、使ってはどうだろうか。 湯た…