名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

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2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっとだけ ビジネス戦略「マトリックス思考」

ちょっとだけ ビジネス戦略「マトリックス思考」 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさ…

№1188 顧問税理士の助言義務

№1188 顧問税理士の助言義務 顧問税理士は税務についてどこまで助言義務があるだろうか。 事案は、消費税課税事業者選択届出の提出をめぐって争った。課税売上高1000万円以下の場合、消費税課税事業者選択届出によって消費税の還付を受けることが可能な場合…

№1187 破産にかかる費用、企業が倒産する時

№1187 破産にかかる費用、企業が倒産する時 いよいよ資金ショートし破産しかないというとき、いったいどのようなプロセスをたどるのだろうか。債権者が自宅にまで押し寄せ、社長も家族もどこかにかくれなければならないのだろうか。今時、逃げなければならな…

番外 ひーちゃんの就職活動

番外 ひーちゃんの就職活動 ひーちゃんは来年度は大学院2年生になり、卒業後は就職予定だ。そのひーちゃんの就職活動が始まっている。ひーちゃんの大学でも就職戦線はきびしいようだ。 あの不器用なひーちゃんは大丈夫なのだろうか。履歴書はきちんと書いて…

№1186 ほっかほっか亭 vs. ほっともっと

№1186 ほっかほっか亭 vs. ほっともっと 平成24年1月30日、東京地方裁判所はほっかほっか亭経営者株式会社ほっかほっか亭総本部に対し、ほっともっと経営者株式会社ブレナスに5億0373万2742円を支払うよう命じた(判タ1382号163頁)。ほっかほっか亭がブレナ…

№1185 ジャズってやっぱりいいじゃない?

№1185 ジャズってやっぱりいいじゃない? ジャズは19世紀始まりのころ、ニューオリンズから始まった言われている。当時、黒人は奴隷として扱われていたが、白人と黒人との間の子供も少なからずいた。フランス植民地だったニューオリンズは白人との間に生まれ…

番外 なんちゃって、なーちゃん

番外 なんちゃって センター試験で失敗したという次男なーちゃんだが動じる気配がない。うーん、大物なんかね。なんちゃってね。 でも、同級生たちはいろいろだ。なーちゃんよりずっと成績の良い子がセンター振るわず、志望校を落としたり、足きりで試験も受…

№1184 人を生かす質問の方法

№1184 人を生かす質問の方法 シャインの教科書にはこうしたプロセスコンサルテーションの手法として、質問の方法もいくつか紹介している。その中に「評価的質問」という考え方がある。 シャインは言う。 問題意識がある場合、問題に焦点を当てることにより、…

№1183 社内教育と社員の発達

№1183 社内教育と社員の発達 プロセスコンサルテーションではクライアントとともに問題を解決する姿勢を重視する。プロセスコンサルテーションでは解決を請け負うことはない。解決はクライアント自身が行わなければならない。コンサルテーションは判断を援助…

番外 なーちゃん ごめん

番外 なーちゃん ごめん センター試験が終わって、なーちゃん、数一で失敗したとかで後悔しきり。でも、おねえちゃんの時とはだいぶ違う。おねえちゃんの時はもう、失敗したとか決めてしまいこの世の終わりのように泣いて泣いて、親に相談しては泣き、教師に…

№1182 根回しとプロセスコンサルテーション

№1182 根回しとプロセスコンサルテーション E・シャインの「プロセスコンサルテーション」(白桃書房)を読み続けている。 シャインは組織が動くときの人の心理、行動を分析している。特に興味深いのは働きかけによって人が動く過程を洞察している点だ。人と…

№1181 「ひこにゃん」著作権事件の顛末

№1181 「ひこにゃん」著作権事件の顛末 ひこにゃん法廷に行く ゆるキャラの元祖、彦根の「ひこにゃん」は著作権でもめてしまった。ひこにゃんを考案したY社はあんなに評判になるとは思わなかったのか、著作権を改めて主張し、法廷で争うこととなった。 ひこ…

№1180 冬の花と言えば・・・

№1180 冬の花と言えば・・・ 冬の花と言えば、牡丹でしょうかね。寒牡丹、冬牡丹は冬に咲きます。「立てば芍薬、座れば牡丹」、古来より、美女の代名詞として牡丹はもてはやされてまいりました。 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/…

№1179 幹部養成の課題

№1179 幹部養成の課題 「先生、会議の時にどうしても私がしゃべっちゃうんですよ。」 「みんな黙っているでしょう。どうしても私が口を切ってしまって、いろいろ言うんですよね。」 「わかります。みんな黙っているんで、しゃべり出すまで黙るというのは忍耐…

№1178 うつ病と経営者の責任

№1178 うつ病と経営者の責任 社員がうつ病、もしくはうつ状態になった場合の会社の対応は難しい。うつ病などは一口に言って元気がなくなることになるが、作業能率が落ちたり、ミスが発生したり、時には事故の危険も生じる。 【うつ病の企業リスク】 当然こう…

№1177 理想の法律事務所

№1177 理想の法律事務所 日常の仕事に追われると時々理想を忘れてしまうことある。自分は何のために弁護士になったかということも日常業務の中に忘れ去られてしまうことある。そして、そんな時には大きな壁に当たることになる。 こういう壁に当たった時には…

番外 ババーンとね。

番外 ババーンとね。 最近、いろいろありすぎてブログパワーが落ちてきた。№1175番では、本当はビキニをテーマに書こうと思ったのだがうまくいかなかった。どうもリビドーの量が減っているようで、パワーが落ちてる。この種のテーマに中々ついていけない。つ…

№1176 中国中小企業と企業理念

№1176 中国中小企業と企業理念 上海高博特生物保健品有限公司 → http://www.cobtt.cn/about.html 去年私達は上海の企業を訪問した。今回の訪問は中国企業の実態に少しでも触れたいというものでいくつかの企業をまわった。今回紹介する企業は上海で健康食品を…

№1175 白い服

№1175 白い服 白い服と言えば、ウェディングドレスですね。ホテルとか、公園とかで純白のドレスに包まれたお嬢さんが歩いていると思わず見とれてしまう。白いウェディングドレスはビクトリア女王が最初らしい。 私の友人がカンボジアでアンコールワットの修…

№1174 何が何でも生き抜く

№1174 何が何でも生き抜く 最近、ちょっとしんどい相談が多い。 製造業の場合、2008年9月15日、リーマンショック後、極端に売上が落ちた。その後、低成長ながら必死になってやりぬいた。そして、生き残ったと思ったら、次は2011年3月11日に震災が起こった。…

№1173 部品加工者と製造物責任

№1173 部品加工者と製造物責任 部品に欠陥があった場合にも製造物責任が生じる。企業が他のメーカーから購入した素材その他の半製品に欠陥があった場合は、当該企業がメーカに責任を追及できる。製造物責任法は消費者保護のための法律だが製品に欠陥があれば…

№1172 弁護士顧問のあり方

№1172 弁護士顧問のあり方 顧問弁護士の役割をどのようにとらえるかは多くの弁護士にとって職業上の重大な課題となっている。 顧問弁護士は普通は社長の判断を助ける「私の弁護士」として登場する。日常的に思いついたことを携帯電話などで気軽に電話して簡…

ちょっとだけ ビジネス戦略「確率戦略」

ちょっとだけ ビジネス戦略「確率戦略」 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)を毎日1つ読み始めた。「要点だけ」と銘打ち,2ページで1論点,寝る前の3分,1論点はあっという間に読める。できるだけ紹介したい。要点のさらに要点…

№1171 契約書の役割

№1171 契約書の役割 取引社会では契約書の存在はきわめて重要だ。しかし、中小企業の実際から見るととても重要な取引であるにもかかわらず契約書がないことある。あるいは、契約書があっても相手の出す書式そのままに契約を締結していたりして、実際に問題が…

番外 続 一年の計は元旦にあり

番外 続 一年の計は元旦にあり 「一年の計は元旦にあり」のことわざをウェブで調べてみると、【『月令広義・春令・授時』に「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」とあるのに基づく。】とあり、ものごとは最初の計画が大事だという意味だと書…

№1170 一年の計は元旦にあり

№1170 一年の計は元旦にあり 我が事務所では年始にあたって事務所の経営指針を再確認する作業を行う。年初に重要課題を設定した上で、活動を進める。その上で、3月か4月の花見のころに総会を開いて、年初の新方針を取り入れが新経営指針を作成する。 今年の…

番外 みんな大きくなった

番外 みんな大きくなった 今日、長女はーちゃんが京都に帰っていった。ひーちゃんも既に帰ったので、今日で籠橋家の正月はおしまいだ。 家族とは不思議なもので、1年を通じてほとんど顔を合わせないが、集まればもとに戻る。 長男ひーちゃんは大学院の勉強が…

№1169 中小企業中国進出のリスク

№1164 中小企業中国進出のリスク 人件費の上昇が続く中国だが、尖閣諸島問題が生じたことで、いよいよ中国はどうもだめだという雰囲気があらわになってきた感じがする。日経新聞など読んでいてもベトナムとか、インドネシア、インド、バングラディッシュと脱…

№1168 Heifetzのリーダーシップ

№1163 Heifetzのリーダーシップ シャインのプロセス・コンサルテーションの勉強を少しずつ進めているが、いろいろなことに出くわしてしまって困惑している。知らないことが多すぎてとても困る。 その一つ、ハイフェッツのリーダーシップ論というのがある。 …

№1167 コンサルテーションに関する3つのモデル

№1162 コンサルテーションに関する3つのモデル 「プロセス・コンサルテーション」(E.H.シャイン著、白桃書房)を少しずつ読んでいる。これは経営コンサルに関する著書であるが、弁護士である私にも役立つ部分がかなりある。一つの助言が効果を持ち、クライ…