名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

番外 おとうさん気持ちいい

番外 おとうさん気持ちいい 私が居間のテーブルに座ってテレビを見ていたら,娘が私の背中によってきた。「あれ,お父さん,あたま薄くなっている。」,「頭のてっぺんの毛が柔らかそう。」といきなりさわり始めた。「お父さん,きもちいい。赤ちゃんの毛み…

№539 山片蟠桃

№539 山片蟠桃 山片蟠桃(ヤマガタバントウ:1748―1821)。「蟠桃は大坂の大名貸商人升屋(マスヤ)山片家の番頭として活発な経済活動を行うかたわら、天文学、地理学、歴史、経済学、俗信の否定、医学などの広い分野において、独創的な意見を発表した学者でも…

番外 モチベーションをあげる

番外 モチベーションをあげる いつもきびしい判断をしなければならない状況に立たされ続けると気持ちが萎えてくるときがある。人に弱いところをみせてボロボロ泣いてみたいとも思う。 私の友人にきわめて優秀な男がいて、「君は泣いたことがあるか。」、「僕…

№538 中小企業とアジアへの夢

№538 中小企業とアジアへの夢 最近、中小企業とアジア市場との関係に関心が向いている。 私が所属している中小企業家同友会の集まりで、私の問題意識を伝えて集まってもらうと、中国やベトナム、タイに進出したり、何らかの形で海外事業に関わったことのある…

№537 コンプライアンスと解雇

№537 コンプライアンスと解雇 会社法の分野では一時コンプライアンスという言葉がやかましく議論された。 牛肉の産地偽装事件、赤福が「まきなおし」として称して製造日付をごまかしていた事件など中小企業とはいえ、コンプライアンスの問題は非常に深刻だ。…

番外 暑い

番外 暑い 「暑い」って言うな。

№536 葛飾北斎「百物語」

№536 葛飾北斎「百物語」 画狂人北斎は何でも描く。美人画、風景画、仮名本の挿絵と多彩だ。北斎漫画というものある。その驚くべき探求心は「狂人」に相応しい。 天井絵は傑作中の傑作だ。 中でも「八方睨み鳳凰図」はすごい。鳳凰の目が天井からぎょろりと…

№535 意外と多い、社長の押すだけのハンコ

№535 意外と多い、社長の押すだけのハンコ 社長は意外と言われるままに判を押す 社長がちゃんと契約書に目を通しておいてくれればいいのだが通さない。社員は社員で「最後は判を押した社長が責任を持つから」ぐらいに思って、適当にしていることが多い。そう…

№534 租税債権は強い

№534 租税債権は強い 経営が破綻し、再生や破産などを進めようと言うとき、気をつかうのが租税債権だ。事業税や住民税、固定資産税など、税金を滞納していることはめずらしくない。 税金というのは太古から権力最大の効果だから、これをバカにしてはいけない…

番外 「チンポ」の思い出

番外 「チンポ」の思い出 私が大学のサッカー部に所属していた頃、同級生にチンポというあだ名の選手がいた。彼は才能があり、1回生ながら、ミッドフィルダーだったと思う。彼は縦横に走り、「チンポ、突っ込め」とか、「チンポ、ゴールだ」とか、「チンポ、…

№533 グローバリゼーションと中小企業憲章

№533 グローバリゼーションと中小企業憲章 アジア市場の激動に伴い、日本の中小企業も対応が求められている。 企業家は常に自分の顧客は誰かを意識しなければならない。グローバリゼーションの進中でのあなたの顧客は誰だろうか。 この場合、中小企業の顧客…

№532 誰でもできるグローバリゼーション

№532 誰でもできるグローバリゼーション 最近、グローバリゼーションのことを考え始めている。 私の見たところでは最近のアジア市場には4つの特徴があると思う。 ① 中国を中心に急速な経済成長が進行している。 ② 市場の融合が急速に進み、内需、外需の区別…

№531 企業にとって破産は何を意味するか。

№531 企業にとって破産は何を意味するか。 依頼者に破産手続き説明するとき、簡単には「財産を集めて債権者に分配する手続きです。」と説明する。破産宣告は内外に事業の終了を宣言し、終了のけじめをつける手続きとなる。破産の本来の意味合いは、この「け…

№530 Blue in Green by. Miles Davis

№530 Blue in Green by. Miles Davis 音楽史上屈指の名盤、" Kind of Blue"の一曲だ。 ビル・エバンスのピアノは美しいとしか言いようがない。 包み込むようなやさしさ、強い意志、美に対する憧れ、高みへと昇っていく緊張、がこのアルバム全曲にある。私は…

№529 外国人研修制度

№529 外国人研修制度 製造業にとって外国人労働者は魅力的な存在だ。私の顧問先でも何件かは外国人を使用している。賃金はいずれも安い。日本では安いが、彼らの母国ではかなり高い。 外国人であっても労働者である以上、日本の労働諸法によって守られている…

番外 おい,籠橋。人間が小さいぞ。

番外 おい,籠橋。人間が小さいぞ 経営者であることに本当にいやになるときがある。時々,スタッフが本当の働きをしていない,事務所に忠誠心を持っていないなどと考えてしまう。そんなときは,どうしたら強制できるか,権力をふるってやらせられるか,ノル…

№528 オープンイノベーション

№528 オープンイノベーション アジアは急速に変化し、日本企業は適応が遅れている。よい適応方法はないだろうか。若杉隆平氏(京都大学)は「グローバル市場と企業のイノベーション」という興味深い論文で、オープンイノベーションに注目する。 オープンイノ…

№527 市場の融合とイノベーションの必要性

№527 市場の融合とイノベーションの必要性 ※ 前号からの続き 若杉隆平氏(京都大学)は「グローバル市場と企業のイノベーション」という興味深い論文を書いている。 論文では欧米市場、アジア市場(特中国市場)、日本市場の関係について論じているが私には…

№526 世界市場の変化、アジア市場の変化

№526 世界市場の変化、アジア市場の変化 世界経済評論5・6月号は「アジア『内需』」をテーマにしている。アジア市場の融合化が進み、アジアは外需ではなく「内需」であり、日本市場はその一部だという問題提起だ。 若杉隆平氏(京都大学)は「グローバル市場…

番外 うんこと読書

番外 うんこと読書 籠橋家のトイレにはいつも本が置いてある。私はいつもうんこをしながら2ページ以上読むことにしている。下痢や便秘で調子が悪いときにはたくさん読める。余り長いと、妻に「どこ行っていたの」と聞かれる。「うんこ」と答えると、妻は聞い…

№525 画狂人葛飾北斎

№525 画狂人葛飾北斎 富士山と言えば、もちろん、葛飾北斎「冨嶽三十六景」だ。どれも捨てがたいが、「神奈川沖浪裏」が一番ではないだろうか。 http://www.salvastyle.com/menu_japanese/hokusai_kanagawa.html この絵を見ていると激しい波の音が聞こえてく…

№524 中小企業憲章

№524 中小企業憲章 6月18日、中小企業憲章が閣議決定された。今回の憲章は格調の高いものとなっている。中小企業憲章は中小企業同友会という事業者団体が数年来制定を求めてきたものだ。もっとも、同友会が求めたものは国会での決議だった。 http://www.meti…

番外 娘が、、、、、

番外 娘が、、、、、 午後11時30分、終電に近い地下鉄で自宅に帰る途中、私は乗り換駅で電車を待っていると、スカートをはいた若い女性が笑いながら走って近寄ってきた。最初は誰だか分からなかったが、なんと、我が娘ハーちゃんではないか。何でも、友達と…

№523 年収1億円

№523 年収1億円 「先生、年収1億円だと税金って、なんぼか分かりますか。」 「40%ぐらいじゃないの」 「ちがいまっせ。いろいろあわせると60%とられんですよ。」 「会社の方も私らみたいな中ぐらいの企業は優遇税制もないですし、一番、損しているんですわ…

№522 中小企業セミナーが開催されました。

№522 中小企業セミナーが開催されました。 名古屋E&J法律事務所では、7月3日に中小企業セミナーを開催しました。 梅雨空のあいにくの天気でしたが、ミッドランドスクエア会議室には110名ほどの企業家の方に集まっていただき盛大に催すことができました。 私…

№521 循環取引が無効とされた事例

№521 循環取引が無効とされた事例 循環取引という言葉があるらしい。最近知った。 ある商品を、A→甲→Aと転々と譲渡させ、戻ってくる取引だ。 あるいは、ある商品について、A→Bと直接売買するところを、わざわざ、甲をかませて、A→甲→Bと取引する。この場合は…

№520 指先の皮がなくなっていく

№520 指先の皮がなくなっていく 私の行きつけの皮膚科は若くてきれいな女医さんだ。私は大好きなのだが、彼女は本当に素っ気ない。 http://blogs.yahoo.co.jp/lawyerkago/folder/1198997.html 彼女によると、摩擦が多い部分は炎症を起こしやすくなるそうだ。…

№519 戦略的法律実務

№519 戦略的法律実務 戦略的(strategic)という言葉がマネジメント分野ではしばしば使われる。要するに目標を持って科学的,実践的,体系的に事業を展開するということだろう。この「戦略的」というのは法律実務の中でも通用するはずだというのが私の問題意識…

№518 ジェイコム株誤発注事件

№518 ジェイコム株誤発注事件 平成17年12月8日、午前9時27分56秒、みずほ証券株式会社担当者が「61万円で1株」の売り注文を出そうとしたところ、誤って「1円で61万株」売り注文を出してしまった。 担当者とは別の担当者だが、午前9時29分21秒に取消注文を出…

№517 金融交渉アラカルト

№517 金融交渉アラカルト ちょっと前、金融交渉について考えるところがあって、まとめてみた。 弁護士は金融交渉という点ではシロウトだが、いろいろな情報を整理しているから役に立つんじゃないかな。 ■ 事業者の姿勢 どのような場合でも諦めないで食い下が…