2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
№251 不況下の工夫 奈落のような不況は相変わらず中小企業を襲い続けている。 大手スーパーは物量にものを言わせて値下げ販売を行い,それができない中堅スーパーは敗退,倒産の危機にさらされている。中堅スーパーは「市場(いちば)」から発展したものが多…
№250 バラが咲いた. 我が家には猫の額ほどの庭があって,妻がいろいろな植物を植えている。自宅を新築したときには土が悪かったのか,せっかく植えた木が枯れ始めたりして殺風景な庭だった。このごろは木の根も張ってきて,小さいながらも庭としての風格を備…
№249 経営リーダー10の条件 小倉昌男経営学の最後は「経営リーダーの10条件」で終わっている。この文書を読むと,現場が浮かんでくるような気がしてくる。彼はまるで中小企業の社長のようだ。私は三井家や住友家などの江戸時代の家訓を探すのが好きだが,そ…
№248 錯誤と納税 (3) 税理士のための教訓 東京地方裁判所 平成19年(行ウ)第322号 前回の続きです。 この事例は遺産分割協議の工夫を税理士が誤ったため,同族会社の株の評価額が異常に高くなった事例だ。 一度申告したら原則として変更はきかない。しかし…
№247 錯誤と納税 (2) 東京地方裁判所 平成19年(行ウ)第322号 前回の続きです。 この事例は遺産分割協議をした際に,配当還元方式で株価を計算すれば評価額が小さくなるところ,その適用を受けられなかったという事例である。類似業種比準方式であれば株式…
№246 錯誤と納税 (1) 東京地方裁判所 平成19年(行ウ)第322号 税金は納税制者が確定申告を行うことによって確定する。しかし,勘違いというのは必ずある。この勘違いは「錯誤」という言葉で呼ばれることある。こんなはずではなかったと言うときに,法律はど…
№245 超ビキニ白人女性 昔からそうなのだが,きれいな女性が大好きだ。最近は年をとったこともあって,おおよそ若い女性はみなきれいに見えてしまう。 もちろん,こんなことをうちの職場で言ったら,暴動が起こるだろう。パソコンのデスクトップに超ビキニの…
№244 事業再生=会社を生かそう=社長を生かそう クロネコヤマトが終わったので,株式会社セントラル総合研究所の本,「事業再生」の本を読み始めている。さすがに,高名なセントラル総合研究所だけのことはあって,内容はきわめて実践的で豊富だ。 「債務者主…
№243 債務整理は罪悪? 債務整理は借金を切り捨てる作業であるため罪悪感が伴う。借りた金は返すという倫理は当然のことだ。事業再生で有名なセントラル総合研究所の本,「借りたカネは返すな!」などというショッキング題はキャッチとしてはいいかもしれな…
№242 市場の点検,市場の見直し クロネコヤマトはトラック部門での事業の見直しを迫られ,活路を地域の不特定多数の需要に目を向け市場の転換をはかって成功を収めた。 急激な景気後退の中で,多くの企業が不景気は底を打ち,徐々にではあるが回復の方向に向…
№241 凡太さんのブログ 凡太さんのブログに刺激されている。企業経営が正念場を迎え,苦労しているが会社ばかりでなく家庭でも苦闘している。 http://blogs.yahoo.co.jp/kaigo7133 中小企業の社長は大変だ。企業のことも家庭のことも両立させなければならな…
№240 女子高生 娘がわんわん泣いていた。テニスの試合でぼろぼろだったらしい。テニスは長時間,1対1とか2対2とか,少人数で戦うので劣勢側は確かに最後はぼろぼろになることが多い。一流プロの試合だって負けている側はメンタルでも負けている。娘は自分の…
№239 現場重視 クロネコヤマト経営学 クロネコヤマトの前社長小倉さんの「経営学」(日経BP社)は教えられることが多い。 まだ,読了していないが,教訓に溢れている。この本は社長の決断が過程が具体的に述べられていて,抽象的な教訓にはしていない。 宅急…
№238 クロネコヤマト 小倉昌男の経営学 宅急便を開発した小倉昌男さんの経営学という本を読み始めた。 普段,社長の本というのは全く読まないのであるが,中小企業家同友会の企画の関係で,いろいろ調べている。 まだ,読みかけているのだが,読んでみるとお…
№237 弁護士の仕事,税理士の仕事 弁護士が提出する書面というのはけっこう修正がきく。例えば,訴状であるが主張が誤っていたり,何らかのミスがあっても修正すればよいと言うのが頭にある。複雑な訴訟にあっては最初から何でもかんでも分かるわけではない…
№236 大不況,次の教訓は何か。 大不況の生き残り組とそうでない組との差がだんだんと明らかになってきた。その差は企業の体力だと思う。収益の多様化,経理の厳格化,借金の削減・無借金経営,設備投資の妥当性追求,社員との信頼関係の強化,など当たり前…
№235 奥さんとデート 奥さんとデートと書きましたが,もちろん,他人の奥さんとデートではありません。私の奥さんとデートです。最近,奥さんとデートする機会が増えてきました。子供が大きくなって年をとってきたということですね。 ともかく,最近は奥さん…
№234 「大恐慌」の教訓,企業体力とは何か。 暴力的な不況が襲いかかり,あれよあれよという間に減産になり,5割なんてまだいい方,8割,9割減産なんてのもめずらしくないような異常事態になった。しかし,私の周りの感想や,メディアの報道を見ると,異常事…
番外 つぶやき ぼやき 最近余りに忙しくて,いろいろなものを忘れてしまう。事務員達だけの会議を開いてもらい,弁護士の問題点を整理してもらている。出るわ,出るわ,さすがに落ち込んでしまった。本当は人生を楽しむための仕事だったはずなのであるが,そ…
№233 相続税の課税価格の計算方法について こういうテーマは弁護士の私が書いて良いものかと思うが,勉強ノートであるということでお許し下さい。 さて,前回での不服審査事件であるが,相続税の課税価格の計算方法が争点となった。問題点は遺産分割協議が終…
№232 金銭債権の評価(評価基本通達) 最近税理士さんの勉強会に出席するようになり,税務と法務とが随分交錯していると改めて感じている。私達は日常生活で法律相談しているが,税理士さんは違った意味で法律が必要だ。 その中で債権の評価が問題となった。 …